ママがフルタイムで働いていると、パパのイクメン度もアップ
■ 平日のパパの「家事」時間は全体平均28分、フルタイムママの家庭では1.5倍の44分
■ パパの行う家事・育児項目、1位「ゴミ出し」、2位「子どもの世話」、3位「子どもの教育」
2012年10月に設立された「博報堂こそだて家族研究所」は、子どもをもつ家族の消費やライフスタイルについて研究していますが、このたび、母親から見た「パパの家事・育児参加度やパパに対する評価」についてまとめたレポート「こそだて家族とパパ」編を作成いたしました。
今回のレポートは2012年9~10月に実施した調査をまとめたもので、ママ達から見たパパの家事や育児への関与度や、実態、評価をまとめたものです。
その結果、「休日」だけでなく、「平日」も「家事」や「育児」の時間をとり、積極的に取り組むパパ達の姿が浮き彫りになり、昨今のイクメンブームを裏付ける結果となりました。特に、ママがフルタイムで働いているパパたちは、平日で1日に約2時間は「家事」「育児」に時間をかけており、パート・アルバイトママや専業主婦ママを持つパパ達よりも、30分以上も長く関与していることが分かりました。
また、ママたちは、これら夫たちを、「パパ」として評価しているものの、「料理を作る時に好みを重視する」という項目などで「夫」よりも「子ども」を重視するという結果がでるなど、夫よりも子どもを優先する傾向にありました。
「こそだて家族研究所」では、今後も、こそだて家族について様々な側面から研究を重ね、企業のマーケティングや社会に対して様々な提案をしてまいります。
◆調査手法:インターネット調査
◆対象者 :20-40代 0-9歳の子供をもつ既婚女性 n=1223名 (年齢・職業・長子年齢で割付 ウェイトバック集計にて分析)
◆調査エリア :全国
◆調査時期 :2012年9月23日-28日、10月12日-15日
■ママがフルタイムで働くパパは、他のパパよりも、「家事」「育児」に関わる時間が長い
平日のパパの「家事」時間は全体平均28分、フルタイムママの家庭では1.5倍の44分
平日のパパの「育児・教育」時間は全体平均64分、フルタイムママの家庭は全体平均より11分長い
■パパの行う家事・育児項目、1位「ゴミ出し」、2位「子どもの世話」、3位「子どもの教育」
フルタイムママを妻に持つパパは、全項目でその他のパパより高い結果に
■キレイでいることをほめられると嬉しい相手、40代ママは「夫」よりも「ママ友」
■家族の食卓、「パパ」よりも、「子ども」の好みに合わせて料理
■働くママは配偶者を「夫」としてよりも「パパ」として評価
専業主婦ママは配偶者を「パパ」としてよりも「夫」として評価
<バックナンバー>