2013年10月10日
株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一)と5つの企業・団体(グラムコ株式会社、studio-L、issue+design、NPO法人ミラツク、NPO法人グリーンズ)は共同で、ソーシャルデザインの手法を使って地域の課題を解決する人材を育成する「地域みらい大学」を、2014年に開校いたします。
今年10月より、「地域みらい大学」の開催を希望する地方自治体を、全国から募集します。応募頂いた自治体と個別にプログラム内容を検討のうえ、来年4月以降、順次各地で開催していく予定です。
人口減少、超高齢化、地域産業の衰退など、地域が抱える様々な課題を、地域を巻き込みながら解決するために、今、求められているのがソーシャルデザインです。このソーシャルデザインの手法を理解・活用し、地域の課題を解決していく人材を育成する必要性が高まっており、「地域みらい大学」を開校することにいたしました。
「地域みらい大学」のカリキュラムの受講対象は、行政職員、地域の事業者や住民の方々などを予定します。カリキュラムでは、地域課題を解決する、ソーシャルデザインの具体的な7つのステップを学びます。①社会課題の現場を観察し、②住民の声を聞く。③課題を構造的に整理し、④解決の機会を発見する。⑤地域の未来を切り拓くアイデアを発想し、⑥体験を絵や文章でシナリオ化したり、デジタル工作機器を用いて試作等を行います。このような過程を、⑦地域の行政、事業社、住民の方々を巻き込みながら実施し、課題解決につなげます。
今後、博報堂と5つの企業・団体による設立委員会は、ソーシャルデザインを通じた地域活性化を担う人材育成を行う「地域みらい大学」を、積極的に全国で展開していく考えです。