●10月の消費動向[消費意欲指数= 48.8点]
生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。
今回の生活インデックスレポートでは、【10月の消費動向】(消費意欲)に関する分析結果についてご報告いたします。
10月の消費意欲指数は48.8点となり、前月比は+0.3ポイントの横ばいですが、前年同月比は+2.2ポイントと前年を上回りました。
※デフレ生活指数は、2015年9月の発表をもって終了しました
POINT 秋の季節要因が消費意欲を下支えし、大型連休(シルバーウィーク)のあった9月の水準を維持
10月の消費意欲指数は48.8点で、大型連休(シルバーウィーク)のあった9月と比べても+0.3ポイントと横ばいの結果となりました。夏休みと年末年始の端境期となるこの時期は、例年消費意欲が下がりがちですが、10月の消費意欲は7月から同水準を維持し続けています。
消費意欲の理由(自由回答)を見ると、「秋物の服が欲しい」、「秋の味覚を楽しみたい」、「季節の変わり目だから買い物したい」など、秋の季節要因を挙げる人が前年同月と比べて増加(14年101件→15年178件)。特に、服が欲しいと答える人が前年より増えており、消費税増税の影響で買い控えが多かった前年の反動が、今年の秋物への消費意欲につながっている面もありそうです(消費意欲指数の前年同月比は+2.2ポイント)。
また、今夏は猛暑で消費意欲が高まりきらずにいたところへ、急に涼しくなったことも消費意欲の低下を抑える一要因になっていると考えられます。
■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(10月)の消費意欲は何点くらいですか?
※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。