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<博報堂行動デザイン研究所 調査レポート>プレミアムフライデーの過ごし方は、「旅行」「のんびり過ごす」 ~“金発(きんぱつ)ツーリズム”で経済浮揚効果を期待~

2016.12.13
#消費

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一)の専門組織「博報堂行動デザイン研究所(所長:國田圭作)」は、このたび経産省が正式発表した「プレミアムフライデー」の過ごし方調査を行い、レポートにまとめました。「プレミアムフライデー」は経産省が経済界とともに広く国民に提唱する新たな余暇時間の通称で、月末の金曜日(当面、30日で終わる月の月末に限定)15時終業を推奨するものです。
経産省正式発表前の10月末時点の調査結果によると、「プレミアムフライデー」の認知率は37.3%、従来の休日と違う「プレミアムフライデー」のメリットとしては「早く家に帰れる」「ストレスが発散できる」が高く、期待の高さがうかがえます。
また、「プレミアムフライデー」の過ごし方では「旅行」がトップで31.5%(単一回答)。旅行の形態としては「一泊1.5日の国内旅行(金曜夕方出発、土曜夜帰宅)」が57.4%(複数回答)と、全世代で高い評価となりました。「旅行」以外でも「食事」(49.9%)、「買い物」(49.6%)、「近場の行楽スポットに出かける」(32.4%)等が高く(全て複数回答)、金曜日の午後から始まる時間にお出かけを楽しむ、という傾向にあるようです。
一方で、「自宅でのんびり過ごす派」も30.3%(単一回答)と多く、特に男性40・50代で「自宅でのんびり」意向が高いこともわかりました。「一泊1.5日の国内旅行(金曜夕方出発、土曜夜帰宅)」が評価されたのも、日曜をまるまる休めることが好感された可能性が考えられます。さらに、40代男性では「親・親族の墓参り」意向も高く、普段の休暇にはなかなかできない「気になっていること」を済ますために「プレミアムフライデー」を活用する意識も見受けられました。

博報堂行動デザイン研究所では、今までになかった「金曜日の午後から始まる余暇時間」を利用した金曜発の小旅行を“金発(きんぱつ)ツーリズム”と名付け、上記の調査結果から経済浮揚効果を期待しています。今後、“金発ツーリズム”を拡大させるためには、「一泊1.5日の国内旅行」の設定に加え、40、50代男性の支持が高いユニークな小旅行(友人と行く工場見学ナイトツアーや都内下町散策、絶景夕日撮影ツアー)等、世代のニーズにあわせた商品を提供していくことも重要です。
博報堂行動デザイン研究所では、様々な企業と連携し、“金発(きんぱつ)ツーリズム”推進に努めてまいります

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