株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一)は、シンガポールに本社を置き、アジア太平洋地域12カ国に展開するアクティベーション※1エージェンシーグループ、「Integrated Communications Group Pte Ltd」(以下、ICG社)の株式を100%取得しましたのでお知らせいたします。
ICG社は、2003年にシンガポールで設立されて以来、中国、マレーシア、韓国、インド、オーストラリア、日本、インドネシア、タイ、フィリピン、ニュージーランド、スリランカと、アジア太平洋地域において拡大してきました。主にプロモーションプラニング、イベント制作(特にB2Bイベント※2)、マーケティングツール※3制作、リテールマネジメント※4、クリエイティブ開発、デジタル制作等の領域の業務を、傘下のPMG社をはじめとする主要グループ各社を通じてグローバルクライアントに提供しているアクティベーションエージェンシーグループです。
博報堂グループは、2014年度~2018年度中期経営計画で掲げた「統合マーケティング・マネジメント力で得意先の事業価値を向上する、世界一級のマーケティング・カンパニー」を実現するために、専門マーケティングサービス体制の強化を進めています。今回、ICG社がグループの一員となることにより、アジア太平洋地域におけるアクティベーション事業領域の対応力及び提供体制を拡充してまいります。
共同経営者で代表取締役社長のMan Haw Kongは「博報堂グループの一員になれてとても嬉しく思います。ICG社の強みを活かし、より戦略的な価値を生み出すことを確信しています。博報堂のサポートによって今後の数年間でビジネスが飛躍的に成長することを期待しています」とコメントしました。
共同経営者の一人Aaron Owは「博報堂グループの一員になることで、アジア太平洋地域における新しい顧客へのアプローチと、得意先に対して統合的なソリューションを提供できるようになることを期待しています。ICG社にとっての新たなチャプターの幕開けとなるものです」と語り、もう一人の共同経営者であるTim Jonesは「ICG社は、アジア太平洋地域における独立系のマーケティングコミュニケーションの会社として21年間に渡り成長し続けてきました。博報堂120年余の歴史の薫陶を受け、我々のエキサイティングな変化の旅が始まります。今後ビジネスがさらに成長し、得意先の利益に貢献していくことを期待しています」とコメントしました。
今後も博報堂グループは、これまで培ってきた「生活者発想」に基づくマーケティングナレッジを各国の日系企業・ローカル企業、グローバル企業に提供するため、アジアにおけるマーケティングサービスネットワークの拡充を図ってまいります。
※1:アクティベーション
店頭、展示会、イベント、ショールーム、製造工場などに至るまでの多様な場を生活者・顧客との重要なタッチポイントと捉え、彼らのリアルな行動を把握し、エンゲージメントから購買に結び付ける施策、および購買後のファン化までの施策を提供する業務領域。
※2:B2Bイベント
ビジネス・トゥ・ビジネス(Business To Business)イベント。顧客企業を対象としたイベント。
※3:マーケティングツール
企業の販売促進やブランド認知、好意形成のために使われる各種ツール・資材類。
※4:リテールマネジメント
販売の最前線となる店頭におけるマーケティング諸活動の運営管理。
【ICG社の概要】
社名 :Integrated Communications Group Pte Ltd
本社所在地 :シンガポール
設立 :2003年
共同経営者 :Man Haw Kong、Aaron Ow、Tim Jones
グループ従業員数 :440名(2017年1月現在)
事業内容 :PMG社などグループ各社を傘下に有する持株会社
PMG社の概要
社名 :PMG Asia Pacific Pte Ltd
本社所在地 :シンガポール
設立 :1995年
共同経営者 :Man Haw Kong、Aaron Ow、Tim Jones
事業内容 :プロモーションプラニング、イベント制作(企画、運営、実施)、クリエイティブ開発、デジタル制作(アプリ開発、システム開発、 ウェブ制作、インタラクティブ等)、マーケティングツール制作(什器、カタログ、ポスター、プレミアム等)
詳細はこちら