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博報堂、“ポジティブな老い”を研究、提案する活動 「QORC(コルク)」を開始  <博報堂ソーシャルデザインと博報堂イノベーションデザインの女性プランナー、クリエイタ―たちが 現在は当事者でない30,40代の女性を主なターゲットとして発信>

2017.02.07
#ソーシャルデザイン#ブランドコンサルティング

 株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸田裕⼀)は、“ポジティブな老い”を研究、提案する活動「QORC(Quality Of Rōgo Challenge・コルク)」を開始いたしましたのでお知らせします。

高齢社会が加速する中、現在、高齢者向けに必要な情報・サービス等は多数提供されています。一方で、当事者以外の層をターゲットにした情報発信は行われてきませんでした。しかし、現在の30,40代が高齢者となる2055年頃には75歳以上の高齢人口が25%を越え、また65歳以上1人に対して20~64歳は1.2人という「肩車型」社会になるといわれています(※厚生労働省より)。豊かな老後を設計するためには、事前から彼らが認知症や介護などのソーシャルイシューを自分ごととして捉え、考えることが重要です。

「QORC」は、博報堂の専門組織・博報堂ソーシャルデザインと博報堂イノベーションデザインの30,40代の女性プランナー、クリエイターたちによる活動です。当世代の一員として、生活者を巻き込みながら、自身の老後の変化の可能性を受け入れた上で、老後生活のクオリティを上げるために必要なこと、あったらよい商品・サービスを検討。よりポジティブに老いるためのコツやヒントを考え、発信し、実行していきます。具体的な活動は、大きく3つです。


1.【研究】
老後に関わるさまざまなイシューや先端事例などについて、実際に自分ごと化し深く理解するための
研究を行う。それにより、自分自身の未来の老後生活に必要なものは何かを考える。
<研究予定>
・認知症高齢者へのエスノグラフィ調査
・介護当事者とのワークショップ
・博報堂こどもごころ製作所が提供する‘クラヤミ食堂’とのコラボレーションによる老いの体験
・先端事例の視察

2.【アイデア創出】
実験で得られた成果をもとに具体的なアイデアを創出する。例えば、自分たちにとっての理想的な
次世代型介護施設、食・食卓など、幅広い分野について発想する。

3.【共有】
1,2で得られた知見やノウハウをイベント等で社内外に発信、賛同者やパートナーを増やしていく。

今後は、本活動を通じて、生活者・社会に分析結果等を提供していくほか、企業や団体等のコンサルティングも行っていく予定です。

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