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博報堂、無意識・潜在意識をデザイン開発に活用するプログラムを開始 ―千葉大学発ベンチャー企業の「BBSTONEデザイン心理学研究所」と共同開発―

2017.02.17
#クリエイティブ#デジタル#ブランドコンサルティング#リサーチ

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一 以下、博報堂)は、生活者の無意識・潜在意識をデザイン開発に活用するプログラム 「Sensory Research/Sensory Design with DPU*」 を千葉大学発ベンチャー企業の株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所(千葉市中央区、代表者:日比野好恵 以下、BBSTONE)と共同で開発、提供を開始しましたのでお知らせします。

これまでデザインの評価は、意識・言語による調査で測定されてきました。しかし、デザインに対する直感・第一印象・分かりやすさ・使いやすさなどは主観的なもので、その測定は難しいとされています。人間の意思決定の95%は「無意識」で行われると言われています。当プログラムでは、千葉大学工学部日比野治雄教授が開発したデザイン心理学に基づいて、直感・感性等非言語によるデザインの評価を行います。またその結果を認知心理学・人間工学の知見に基づいて解釈し、デザインの方向性を診断、それを反映したクリエイティブ開発を行います。

  • デザイン心理学に基づくデザイン開発コンサルティング 「Sensory Design with DPU」 博報堂のデザイナーや各専門領域のプランナーが、BBSTONEの専門領域である認知心理学・人間工学の知見を取り入れたデザインのプロトタイプ開発を行います。生活者の潜在意識・深層心理を捉える、機能性(使いやすさ、わかりやすさ、)と感性(印象に残りやすさ、好き嫌い)を兼ねあわせたデザインは、プロダクトデザイン、パッケージデザイン、各種インターフェースデザイン(UI/UX)、webデザイン、空間デザインなど幅広い領域に対応可能です。
  • デザインやブランド、クリエイティブへの直感による評価 「Sensory Research with DPU」 上記プロトタイプを対象に、ぱっと見た「第一印象」「直感的な好き嫌い」といったデザインへの主観的評価を、BBSTONEが所有する以下のデザイン心理学の手法を用います。アイトラッキングを用いた見やすさの数値化、第一印象の数値化、官能主観評価と視線解析、潜在意識分析などの生体反応を測定して数値化します。それに心理テストや、心理学をベースにしたアンケートのデータを組み合わせることで、クリエイティブの評価を行い、デザインについての意思決定を支援します。※既存デザインのSensory Research with DPUによる評価も対応可能です。

このように、博報堂が持つ生活者研究に基づく戦略立案力やデザイン開発力と、BBSTONEが持つ心理学に対する高い専門性と心理学実験関連のオリジナル技術を合わせることで、様々なビジネス課題や社会課題に対し、人間がデザインに対する直感・感性といった「ヒューマン・インサイト」を取り入れたデザイン開発を提案してまいります。

*Sensory Research/Sensory Design:博報堂の「生活者の無意識・潜在意識についての研究や測定手法を取り入れ、マーケティング・クリエイティブに活用する」サービスの名称(商標登録申請中)
*DPU:Design Psychology Unit(デザイン心理学研究所)の略

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