・スマートグリッドの認知率、過半数の51.0%に。昨年11月の認知率36.4%から14.6ポイント増加。
男性30代以上は6割以上の認知率。
・「スマートグリッドの運用費用」は「個人負担で」と考える人が4割以上に。
2011年10月25日
博報堂スマートグリッドビジネス推進室では、昨年11月の第1回調査に引き続き、2011年8月に全国の20~60代男女1000名を対象に第2回「スマートグリッドに関する生活者調査」を実施いたしました。このたび、速報がまとまりましたので、その結果をご報告いたします。
今回の調査では、「スマートグリッド」についての認知は51.0%となり、昨年の36.4%に比べ14.6%増え、過半数の人が「聞いたことがある」という状況となりました。また、「スマートグリッド」から連想するものは、昨年は「エコ」「省エネ」などの漠然としたイメージが上位だったのに対し、今回は「電気の効率的使用/有効利用」などはっきりとしたエネルギーコントロール技術であるととらえている人が多くなりました。また、今後導入してみたいエネルギー関連サービスについては、「太陽光パネル」「家庭用蓄電池」「売電システム」となり、エネルギーを自分で作ってコントロールすることに魅力を感じる人が多いと考えられます。
スマートグリッドシステムの導入と運用に関わる費用についても、運用については「個人で負担」すべきだと考える人が昨年の24.7%から42.4%に増加しており、スマートグリッドを自分ごととして考える人々が増えているようです。
博報堂スマートグリッドビジネス推進室では、今後も生活者を中心とする様々な研究とソリューションを開発し、生活者視点でスマートグリッド時代に必要なサービスや商品などについて、企業の皆様に提案してまいります。
<関連調査>
第3回「スマートグリッドに関する生活者調査」(2012年12月20日)
第1回「スマートグリッドに関する生活者調査」(2010年12月17日)