株式会社博報堂(本社:東京都港区、社長:水島正幸、以下博報堂)のブランディングおよびイノベーション専門組織・博報堂ブランド・イノベーションデザインは、エッセイストで編集者の松浦弥太郎氏と協業し、社員個人と社会・会社との関係を再考するインナーコミュニケーションプログラム「じぶんのきほん」を開発し、提供開始しましたのでお知らせします。
「じぶんのきほん」は、第四次産業革命時代の新しい働き方を実現する、人材開発のためのツールです。会社ありきでの働き方ではなく、自分を主語に社会や会社との関係性をデザインすることを目指すもので、具体的には2日間のワークショップで自分自身の価値観に向かい合い、他者との対話を通じて自己への理解を深めたあと、自分の内的動機と社会、仕事の関係性を「●●(個人の名前)のきほん」カードとしてアウトプットします。制作したカードを、部署内でのチームビルディングや協力会社・クライアントとのネットワーク形成等に活用し、持続的で生産性の高い組織開発に活かすことを想定します。
暮らしや仕事の奥にある本質的な豊かさ、学びを見つめ「しごとのきほん くらしのきほん」として発信する松浦弥太郎氏と、社員も社会も会社も同時に幸せである働き方を支援していくことにおいて共鳴し、本ツール開発に至りました。なお、実施にあたっては、組織開発やインナーコミュニケーションプログラムに実績のある博報堂ブランド・イノベーションデザインと、企業文化の文脈を読み解き言語化する松浦氏が協働で進めてまいります。
本ツールは、組織・人材開発に取り組むすべての企業・団体・自治体等を対象としています。課題や予算に応じて、カスタマイズし、提供していきます。
「働き方」に世の中の注目が集まる中、個人が社会との関係性を再確認し、そのために会社をどう役立てるのかを考えることが重要になっています。博報堂は今後も、組織開発やインナーコミュニケーションにおける知見の共有、プログラム開発を進めてまいります。