株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一)のシンクタンク「博報堂生活総合研究所(以下「生活総研」所長:嶋本達嗣)」は、1992 年から20 年間にわたり隔年で実施してまいりました生活者意識の定点観測調査『生活定点』のデータ約1500 項目を、無償一般公開いたします。
◆20 年間にわたる生活者意識の変遷を追った『生活定点』
『生活定点』調査とは、1992 年から20 年間にわたって隔年で実施している生活総研のオリジナル定点観測調査です。同じ地域(首都圏・阪神圏)、同じ対象者設定(20~69 歳の男女)に向けて、同じ質問を継続して投げ掛け、その回答の変化を時系列で観測しています。
項目数は約1500 項目に及び、衣、食、住、健康、遊び、学び、働き、家族、恋愛・結婚、交際、贈答、消費、情報、メディア接触、社会意識、国際化と日本、地球環境など、生活者のありとあらゆる領域を網羅しています。
◆時代の変遷や意識の変化、これからの未来が見える発想の資源
今回の一般公開では、過去20 年分の回答値を全体・性年代別・地区別に一覧できる数表(集計データ)と、時系列グラフを自動で簡単に作成できるプログラムを、広く社会の皆様に向けて無償でご提供します。数表とプログラムは、生活総研のウェブサイト(http://seikatsusoken.jp/)から、いつでもどなたでも自由にダウンロードしてお使い頂けます。利用者登録などの必要は一切ありません。
『生活定点』の時系列データからは、生活者の意識や欲求の変化を多面的に分析することができます。時を追うにつれ上昇する欲求、下降していく価値観、長い年月を経ても全く変化しない意識など、『生活定点』の中には時代の変遷や生活者の意識の変化が映し出されています。過去のデータから、次なる未来を展望することも可能です。『生活定点』は、使う人によって多様な見方・使い方ができる発想の資源です。
◆生活総研の20 年間の蓄積を社会と共有
生活総研は、『生活定点』が20 周年を迎えたこの機に、長年にわたって蓄積してきた独自の生活者研究の資産を、これからは“社会全体の資産”にしていきたいと考え、無償一般公開を決定しました。
今後、この『生活定点』を、生活者の暮らしと未来を展望する発想の資源として、生活者研究や企画・マーケティングに携わられる方々ばかりでなく、社会のありとあらゆる領域の方々に、自由で多様な用途にお役立ていただきたいと考えています。
より多くの皆様の視点で、さまざまな分野で社会をよりよくする活動の礎になれば幸いに存じます。
本件の詳細、調査概要やグラフのサンプルなどはニュースリリースをご覧ください。
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