博報堂生活総合研究所は、博報堂が「生活者発想」を具現化するために、1981年に設立されました。人間を、単なる消費者としてではなく「生活する主体」という意味で捉え、その意識と行動を研究しています。
生活者の価値観の変遷を時系列調査で追跡する、実験的な手法から未来への兆しを見出す、生活の現場へ飛び込み生活者と一緒に考える…など、多角的かつユニークな観点と、市場や業種の枠を超えた俯瞰的な立場で、活動しています。
東京本社の拠点に続き、2012年には中国・上海に博報堂生活綜研(上海)、2014年にはタイ・バンコクに博報堂生活総研アセアンを設立。その研究エリアを国外にも拡げています。
次の未来を形づくっていく社会と生活者のダイナミクスを、さまざまな兆しやデータから洞察・発見し、「みらい博」というタイトルで、お得意先やお取引先を対象とし、研究成果を発表・提言するイベントを毎年開催しています。イベントの開催にあわせて、書籍やDVDなどを制作・発行しています。
「シルバー」「こども」「家族」「消費」など、特定のテーマについての大規模な時系列調査を実施。生活者のロングデータを蓄積するとともに、その分析結果を発表しています。
行動ログや生声などのビッグデータをエスノグラフィ(行動観察)の視点で分析する新しい研究アプローチ「デジノグラフィ」を開発。様々なデータホルダーとの共同研究を進めています。
「来月の消費予報」や「未来年表」など、生活者に関する最新のナレッジを生活総研サイトやSNSを通じて提供・配信中です。また、約1,400項目にわたる多角的な質問で生活者の様々な意識の変化を調査する「生活定点」を隔年で実施。蓄積した30年分のデータを特設サイトで無償公開しています。