こんにちは。ヒット習慣メーカーズの金田です。
まだ6月なのに夏を彷彿とさせるほど気温があがり、マスク生活には蒸れて苦しい季節がやってこようとしていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は最近、自分が使用している不織布マスクが紫外線を通してしまうということを知り、とっても驚きました。何となく、マスクをしていて顔が覆われているので、マスク部分は日焼け対策をしなくても大丈夫だろうと思って日焼け止めなどを塗らずに過ごしてしまっており、しょんぼりしている今日この頃です。
さて、今回のテーマは「抜け駆け美容」です。
「抜け駆け美容」とは、油断してうっかり紫外線を浴びていた私とは反対に、コロナ禍のこの今の状況を“チャンス”ととらえて、粛々ときれいになる努力をしている人が増えてきているという話です。
そこで今回は、やっている人はやっている、「抜け駆け美容」3選をご紹介します。
まず1つ目は、“ちゃっかり抜け駆け美容”です。
最近、シャワーヘッドやドライヤーなど、日常生活で使用するものに美容価値がプラスされている商品をよく目にするようになりました。
シャワーヘッドは本来シャワーの先端につけ水を分散して噴射し、身体を洗う際に使用するもの、ドライヤーは風を当てることで髪を乾かすものです。
これらがもつ本来の役割に加えて、スキンケアやヘアケアといった美容面での価値を訴求している商品が増えてきているように感じています。
このように少しこだわりの機能を持った商品を購入することで、
何か特別なことをしなくても、日々の暮らしの中で行う行動に美容での価値をプラスして勝手にきれいになれる、“ちゃっかり美容”もできてしまうことへの価値が注目されてきているのではないでしょうか。
2つ目は“マイペース抜け駆け美容”です。
まずこちらのGoogleトレンドにおける「セルフエステ」「美顔器」の推移をご覧ください。
セルフエステ、美顔器共に最近右肩上がりで注目されてきていることからもわかるように、セルフエステや美顔器など、今までエステなどのお店でプロの方にしてもらっていた施術を自分自身で行う人が増えてきています。
“セルフ”という言葉にあるように、自分のペースで気になる部分を好きなだけケアできるところが人気の理由なのではないかと考えています。
私も最近、顔のたるみが気になったので美顔器を購入し、テレビを見ながら自分の気が済むまで使用しています。使用後に鏡を見ると、なんだか頬がキュッと上がった気がして少しハッピーな気持ちになります。
そして最後は、“リセット抜け駆け美容”です。
ニュースでも取り上げられたりしていたのでご存じの方も多いかもしれませんが、最近、シミ取りレーザーや整形をする人が増えてきています。
昔ほど、美容医療や整形に対するハードルが低くなったこともあり、このタイミングで自分の気になる部分を一気に解決して、自分の理想とする「きれい」に近づいてしまおうと考えている人が増えたからではないでしょうか。
私の周りにも実際にシミ取りレーザーやプチ整形をした人、実行には移していないが検討しているという話を耳にするようになりました。
実際にシミ取りレーザーやプチ整形をした友人に話を聞くと、「人と会わないから今ならできるかなと思って」という旨の発言をしていました。
ではなぜこのような「抜け駆け美容」をする人が増えてきているのでしょうか。
その理由を考えてみました。
大きくは外出自粛で人と会う機会の減少、メイクアップ機会の減少が関係しているのではないかと考えています。
外出自粛に伴い、オンライン会議でのPC画面や、自宅の鏡で自分の素顔を見る機会が増えました。
それにより、これまで気づかなかったポイントが気になりだしたり、元々気になっていたポイントがより気になるようになったことがきっかけで、「きれいになりたい」という美意識に火が付いたのではないかということが考えられます。
「きれい」の定義は時代や個人によって様々です。しかし「きれいになりたい」という気持ちは昔も今も変わらないので、この我慢が続く状況下において、その「きれいになりたい」という気持ちを原動力に前向きに、再びマスクなしで人と会うようになった時によりきれいになった自分で人と会えることを目指して日々を過ごす人が増えているのかもしれないですね。
最後に、「抜け駆け美容」から見るビジネスチャンスについて考えてみました。
私もマスクなしで人と会ったり思いっきり外で遊べることを心待ちにしながら日々のケアを楽しもうと思います。
2017年に博報堂入社。大阪生まれ大阪育ち。社会人の4年間をかけて習得した標準語を、支社転勤により順調に失いつつあると実感したことが最近の少し悲しかったことです。
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