2012年10月に設立した「博報堂こそだて家族研究所」は、子どもをもつ家族の消費やライフスタイルについて研究していますが、このたび、小学生ママにフォーカスし、子どもの習い事と身につけさせたいスキルについてまとめたレポートを作成いたしました。
今回のレポートは小学生の長子がいる母親1,428名を対象に2016年3月2日~9日に実施した調査のうち、「現在定期的に行っている習い事」「続けさせたい年齢」「身につけさせたいスキル」などを全体、学齢別、性別で分析したものです。その結果から、81%の子どもが定期的に習い事に通っており、「水泳教室」が最も多く3人に1人であること、また、身につけさせたいスキルの純粋想起では、最も多い42.4%が「英語/英会話」と回答し、英語学習への関心の高さが明らかになりました。
こそだて家族研究所では、こそだてに関わる調査データ等をもとに、今後も行政や企業に提案をしてまいります。
■小学生の81%が何らかの習い事をしている。学年別では、中学年(3,4年生)が85.5%と高い。
■定期的に通っている習い事では、「水泳教室」(31%)が最も高く、次いで「通信教育、宅配教材」(29%)、「ピアノ、音楽教室」(26%)と続く。「英語教室」も5人に1人が通っており、上位にランクイン。
■男の子は「水泳教室」「野球やサッカー」等、体を動かす習い事が上位に。
女の子は「ピアノ、音楽教室」が1位で、7位に「ダンスなどのパフォーマンス教室(バレエ含む)」がランクイン。
■ママが子どもに習い事を続けてほしい年齢は“中1”まで。英語等の語学は義務教育期間中は続けてほしい。
■身につけさせたいスキル(能力)では、純粋想起で「英語/英会話」が42.4%となり、圧倒的1位。