博報堂は博報堂DYグループ環境方針に則り、環境への取り組みを推進しています。

博報堂グループの主な環境活動

博報堂DYグループ環境方針の実現に向けた具体的取り組み​

環境活動推進体制

博報堂では、博報堂DYグループサステナビリティ委員会の傘下に博報堂環境管理責任者を設置し、環境への取り組みを推進しています。博報堂環境管理責任者は執行役員が務め、年に一度以上レビューの機会を設け、継続的な改善を推進しています。​

博報堂グループの環境活動

博報堂グループではISO14001環境マネジメント規格に則った環境マネジメント活動を2013年より本格的に開始し、現在、博報堂の全拠点および一部グループ会社、計9拠点において認証を取得しています。

ISO14001認証取得組織においては、各組織が自らの状況にあった独自の環境目標を設定し、達成状況に応じた改善計画をたてるPDCAサイクルの運用による継続的な改善に取り組むことで、発生する環境負荷の低減とコミュニケーションビジネスを通じた環境への貢献に取り組んでいます。他グループ会社においても、博報堂DYグループ環境方針のもと、それぞれ取り組みを推進していきます。

具体的な取り組み

1. 事業所としての環境負荷の低減

主に次の3つの活動を柱に取り組んでいます。

  • 省エネを通じたCO2削減

  • 廃棄物の削減

  • リサイクルの推進

【2019年3月期の主な目標と達成状況】

博報堂東京本社

項目目標実績
省エネを通じたCO2削減2010・2011年3月期平均比エネルギー
消費量5%の削減
エネルギー消費量 2436kl(原油使用量換算)基準比4.6%の削減(CO2排出量4657トン)
廃棄物の削減2011年3月期比5%の削減591トン 基準比0.9%の削減
リサイクルの推進83%以上のリサイクル率84.4%のリサイクル率
※ CO2排出量は「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」における2010年度代替値を使用して算出

博報堂関西支社、中部支社、九州支社、京都営業所においては、1㎡あたりのエネルギー使用量を計測し、2010年比5%以上の削減を目指す定量目標を設定。全拠点で目標を達成しています。

【主な取り組み】
  • 省エネ
    クールビズ、ウォームビズの実施。一定時間の消灯など。また、2008年5月の博報堂本社ビルの移転時には、自社として取得する排出権の一部を活用することで、「カーボン・ニュートラル」を実現しました。

  • 廃棄物削減
    デジタル機器の積極的な導入によるペーパーレス会議の推進など紙類を中心に組織的な廃棄物削減を推進しています。

  • リサイクル推進
    廃棄物ボックスの分別を明確化し、紙資源専用ボックスを設けるなどリサイクルを推進しています。

  • 環境意識啓発
    社員一人ひとりがその業務における省エネ、廃棄物削減、リサイクル推進のためにとるべき手段の伝達、環境意識啓発のためのガイドブック「博報堂エコ・アクションブック」を作成し配布しています。

  • HAKUHODO 環境ガイドブック vol.1
  • HAKUHODO Eco-Action Book 2015
2. 発生する環境負荷の低減

クライアントやステークホルダーとの連携を通じ、多様な環境課題の解決に向け、次の取り組みを推進しています。

  • クライアントの環境課題の解決

  • 生活者の環境マインド育成のための企画提案

など

【主な取り組み】
  • 地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」(博報堂)
    「COOL CHOICE」とは、温室効果ガスの排出量を2030年度までに2013年度比で26%削減するという目標を達成するため、低炭素型の製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択など温暖化対策のために「賢い選択」をしていこうという、政府をあげての国民運動です。博報堂はロゴマークの制作をはじめ、地方自治体・産業界・NPOなどと連携して、「クールビズ」「ウォームビズ」をはじめとする数々の取り組みを呼びかけています。2017年度は、「COOL CHOICE」に率先して取り組んでいる個人、グループおよび企業・団体等の主体的な取り組みを表彰・紹介する制度「COOL CHOICE LEADERS AWARD」の創設などに携わりました。

3. 社員一人ひとりのクリエイティビティを発揮した環境貢献活動の推進支援

持続可能な社会の実現と発展に向けた、社員一人ひとりによるさまざまな提案・活動を支援します。

SUSTAINABLE GEVELOPMENT GOALS (世界を変えるための17の目標)
【主な取り組み】
  • SDGs公式日本語版アイコンの制作(博報堂)
    SDGsは、2015年9月に国際連合で採択された、2030年までの国際社会における共通開発目標です。国際社会が持続可能な開発を実現するための具体的な方針として、貧困、飢餓と食糧、水と衛生、ジェンダー、消費と生産、気候変動、生物多様性など17の目標とそのゴールが設定されています。当社は、SDGsの普及・啓発を担う国際連合広報センターと協力し、2016年にSDGsの公式日本語版アイコンをクリエイティブ・ボランティアの活動として制作しました。
  • 「Beat Plastic Pollution」の日本語ロゴとステートメントを制作​
    日本における「Beat Plastic Pollution」 の普及・啓発を目的として、博報堂は国連広報センターと協力し、日本語ロゴとステートメントをクリエイティブ・ボランティアの活動として2018年6月の「世界海洋デー」に向けて制作しました。​
    やめよう、プラスチック汚染

    このような取り組みを推進するため、有識者を招いての講演会や、社内講師による勉強会など、社員に対する啓発活動を行っています。

  • SDGsセミナーの開催(博報堂DYグループ)
    2017年5月に「SDGsビジネスにおける基礎知識セミナー」、2018年2月に「SDGs達成のために当社グループだからできること」をテーマとした社内セミナーを開催しました。国際連合広報センター所長の根本かおるさん、キャスターの国谷裕子さんにご講演いただき、社員一人ひとりが自らの業務とSDGsを結びつけ、SDGsに当社グループとしてどう向き合うのかを考える機会となりました。また、自らのクリエイティビティを活かして社会課題解決に結びつくテーマに取り組む社員の活動事例を共有するセミナーを2019年から重ねています。​