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メーカー・リテール経験者が語る!現状のリテールメディアの課題と今後の在り方とは
(連載:徹底解剖!ショッパーマーケティング事業局 Vol.2)

2023.02.10

西村 庸平 リテールDX推進グループ
小島 健嗣 リテールDX推進グループ
中田 早紀 リテールDX推進グループ

2021年10月に誕生した、ショッパーマーケティングを専門とする組織「ショッパーマーケティング事業局(SMK局)」に迫る本連載。第2回となる今回は、実際にメーカーとリテールの立場でリテールメディアに関わった経験を持つSMK局リテールDX推進グループのメンバーが、現状のリテールメディアの課題と理想的な在り方について議論しました。

目的が一致しないリテールとメーカー

――自己紹介をお願いします。

西村:私は新卒で食品メーカーに入社し、営業としてドラッグストアを始めとする広域リテール企業本部を担当していました。3年程で外資系のトイレタリーメーカーに転職し、リテールと共同での商品開発や、販売戦略立案、販促キャンペーンの制作・立ち上げなど、リテール向き合いで様々な業務を経験しました。10年以上トレードマーケティングの領域に関わった後、博報堂には昨年6月に入社し、現在はリテールメディアの共同制作・開発、メーカーへのデジタル販促企画の制作等を担当しています。

小島:私は医薬品メーカーでリテールへの本部営業や販売戦略、海外へのビジネス推進、米国駐在を経てリテールに転職して商品本部で消費財の部門長として3年ほどメーカーやリテール市場に向き合う仕事を経験しました。昨年8月に博報堂に入社し、リテールDXやリテールメディア開発の支援に従事しています。前職から対象とする市場は変わっておらず、向き合い方が変わっているという形です。今日参加している中田とは、前職で一緒にお仕事したこともありました。

中田:私は新卒で日用品メーカーに入り、営業と営業企画の部門に約8年在籍しました。営業の際は大手リテールを担当し、営業企画では国内販売戦略立案、特定リテールへのアナリスト業務などを担当し、その後昨年5月に博報堂に入社しました。過去の経験から、日用品業界・リテールとの関わりや、メーカーの営業部門の業務内容を把握しているので、現在もメーカー向き合いの仕事を多く担当しています。

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