SNSやニュース記事など大量かつ多様なデータのなかからAIが検知した未来の兆しを、博報堂のプラナーがFuture Evangelist(未来の生活像の伝道師)として読み解き、解釈を行います。
「こんな商品があればいいのに!」「なぜこういうサービスがないの?」といった未来の生活者の声の代弁者となり、新たなマーケットの未来予想図を発信していきます。
デジタル化やリモート化がさまざまな恩恵をもたらす一方、現代は「1人でも生きていける社会」へと変容しつつあります。他者への無関心やつながりの希薄化の傾向が高まる中、パンデミックでそのような傾向が加速したと感じる人は多いのではないでしょうか。
さらに、2021年2月に日本は世界で2番目に「孤独・孤立対策担当大臣」を設置しています。「孤独」「つながりの希薄化」は、いま注目すべき生活者のペインです。最新の研究では、うつ・孤独死などの「メンタル」面の社会問題をはじめとして、癌や脳卒中のようなカラダへの悪影響まで指摘されるようになりました。
「孤独」「つながりの希薄化」が進むいま、「孤独」と「健康」の課題に対応する商品やサービスへの兆しが見られます。そのような中で、これからのウェルネスの焦点は“私” から “私たち” にシフトしていくと考えました。
このレポートでは、「人と人をつなぐ」「いまと未来をつなぐ」ことから生まれる「ウェルネス・コミュニティ」が、未来の市場の機会領域になるのではないかという、Future Evangelist の見立てをご紹介します。
2014年博報堂入社。韓・日・英のトリリンガル。国内外のマーケティング課題に対応している。ヘルス&ウェルネス領域の経験が豊富で、自他共に認める健康オタク。
2022年博報堂入社。ブランド戦略立案から新商品開発まで幅広いプラニングを担当。生活者の毎日に明るい変化を起こすことを目指し奮闘中。