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オウンドサービスはローンチ後のバージョンアップが不可欠!
システム投資の最適な考え方とは
(連載:DXD Growth Program特集 Vol.2)

2023.04.21

顧客ID取得の窓口としての「オウンド」の重要性が高まり、企業やブランドと生活者を繋ぐ「オウンドサービス」も増加中。しかしその多くが、グロースを行うためのKPIが設定されていなかったり、UIUXのアップデート体制が確立されていなかったり、といった課題に直面しています。hakuhodo DXDが提供する「DXD Growth Program」は、戦略立案からシステム・デザイン・コンテンツ開発まで、オウンドサービス運用を一気通貫で実施できる画期的なプログラムです。本連載では、「DXD Growth Program」の意義や支援内容など、計6回にわたって詳しくご紹介します。今回はVol.2として、システム構築のポイントについて同メンバーの田中順也、上田周平、阿久津健の3名に聞きました。
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第三者的な視点で顧客に寄り添い
最適なシステムを提案していく

――まずは、皆様の簡単な自己紹介をお願い致します。

田中
私はhakuhodo DXDの所属で、テクニカルディレクターという立場で技術部門においてのリーダー的な役割を担っています。開発ベンダーやエンジニアさんと一緒にWebやアプリのソフトウェアサービスを作る際に、プロジェクトをディレクションする役目ですね。 「DXD Growth Program」では私のいるhakuhodo DXDが主幹となり、博報堂グループの様々なチームを横断的に集め組成しています。

上田
私はSI企業を経て2018年に博報堂に入社しました。現在はマーケティングシステムの構想~実装~利活用支援を行う博報堂のマーケティングシステムコンサルティング局に所属しながら、「DXD Growth Program」でプロジェクトのプロジェクトマネージャーやコンサルタント的な役割を担っています。

阿久津
私は博報堂プロダクツのデータビジネス事業本部データ基盤チームに籍を置き、「DXD Growth Program」ではサービスインフラ環境の構築と運用保守等の業務に携わっています。コンサルティングの出身である上田さんに対して、田中さんと私はもともとプログラマーなので、コーディングなどIT制作の現場についてのケイパビリティを有していることもポイントですね。

――ITのフロントから裏側の仕組みまでを知り尽くした方々なのですね。それでは質問に入ります。様々なシステムや仕組みが導入されると、顧客への一元的な対応ができないなど、データ分析が中途半端になってしまう懸念があると言われます。実際にどのような問題が起こりがちなのか、皆さんの体験を踏まえて教えてください。

上田
事業部などのビジネスサイドの方々も関わるので、それぞれの立場で優先度が変わります。システムのデザインをどう落とし込むのか、数年前と比較すると方法論もかなり変化しました。システムを作る側である我々も、様々な人たちと会話を重ねて着地点に導くことが重要だと感じます。事業部門は売上に貢献するシステムであることを望むし、IT部門では確実性や安全性を優先させなくてはいけなかったりするので、この時点でも結構距離がありますよね。

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