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消費財領域におけるブランドマーケティングとトレードマーケティングの融合
(連載:徹底解剖!ショッパーマーケティング事業局 Vol.4)

2023.04.24
ショッパーマーケティングを専門とする組織「ショッパーマーケティング事業局(SMK局)」に迫る本連載。第4回となる今回は、消費財クライアント向けの「ブランドマーケティングとトレードマーケティングの融合」に局の垣根を越えてチャレンジしている、SMK局の三牧と生活者エクスペリエンスクリエイティブ局(XC局)の水野が対談しました。

なぜ今「融合」が必要なのか

三牧:SMK局の三牧です。外資系消費財メーカーを経て、2022年5月に博報堂へ中途入社しました。博報堂に入ってちょうど1年が経ちますが、この1年をかけて、本日のテーマである「ブランドマーケティングとトレードマーケティングの融合」に取り組んできました。メーカー在籍時の経験を生かし、メーカーと流通の関係性なども踏まえた「購買の瞬間」を捉えるマーケティング提案をしています。

水野:XC局の水野です。私は新卒で広告制作会社に入り、さまざまな流通クライアント業務を担当しました。その後、2013年に博報堂に入社し、ブランドマーケティングの戦略策定からクリエイティブディレクションまで幅広い業務に従事しております。2022年からはフルファネルクリエイティブを担当するチームのマネージャーをしており、三牧さんともそのタイミングにご一緒しました。

三牧:本日は「ブランドマーケティングとトレードマーケティングの融合」を、なぜ今博報堂がチャレンジしているのか、という点についてお話できればと思います。

1つはメーカー側を取り巻く外的環境の変化があるからです。円安や原材料高騰はもちろん新興メーカーの躍進など市場を取り巻く環境は厳しさを増しており、実効性のある「売り」に繋がる施策が求められる傾向にあります。また流通各社の統合などによる寡占化が進んでいることから、流通個社への向き合いがこれまで以上に求められるようになっています。

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