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オウンドサービスを定着させる、データ分析とクリエイター視点の融合
(連載:DXD Growth Program特集 Vol.4)

2023.07.24
顧客ID取得の窓口としての「オウンド」の重要性が高まり、企業やブランドと生活者を繋ぐ「オウンドサービス」も増加中。しかしその多くが様々な課題に直面しています。hakuhodo DXDが提供する「DXD Growth Program」は、戦略立案からシステム・デザイン・コンテンツ開発まで、オウンドサービス運用を一気通貫で実施できる画期的なプログラムです。
本連載では、「DXD Growth Program」の意義や支援内容など、計6回にわたって詳しくご紹介します。今回はVol.4として、オウンドサービスの定着をテーマに、メンバーの西濱大貴と大谷内翔平の2名に聞きました。
―hakuhodo DXDについてはこちら

サービスは「体験づくり」であるべき
何を伝えたいのかを明確に定義する

――まず、お二人の簡単な自己紹介をお願い致します。

西濱
私は博報堂に入社して13年ですが、理工学部出身ということもあり社内のデジタル部門の進化と共に部署移動を繰り返してきました。その過程で広告コミュニケーションやCRMとデータ、新規事業開発やシステムコンサルなども経験しました。中心にあるのは企業の課題解決でデジタルとマスの双方で取り組んできた形です。クリエイティブとシステムを共に理解する立場として、テクニカルディレクションチームのリーダーを務めています。

大谷内
博報堂プロダクツに入社して9年目で、現在は博報堂プロダクツのグループ会社でデータ利活用支援を手掛ける株式会社グロースデータに出向しています。一貫してデータ分析・CRM領域で、クライアントのデータを活用して課題を可視化し、対策を施策化する業務を行っています。データ分析からどうすれば利用してもらえるのか、買ってもらえるかという策を講じます。タイミングとターゲット、具体案をワンセットで考えるところが難しく、かつ面白い部分ですね。

――オウンドサービスの現場を熟知されているお二人だと思いますが、実際にどのような問題が起こりがちなのか、体験を踏まえて教えてください。

大谷内
自分たちの経験や勘に頼ってサービスを構築していた局面から、ようやくユーザーの利用実態を優先すべきだというフェーズに入ってきた印象です。データもしっかり見ないといけないから、サイトのログを解析してユーザーがどこを見て、どこで離脱しているのかの検証はしている。でも、本当はその先が大事で、データと調査を掛け合わせて「サイトをどう作るか、アップデートするのか」というところまで深掘りして着地すべきです。その場合、重要となってくるのが「仮説思考」。数字の裏にあるユーザーの嗜好やニーズを道筋を立てたうえで読み解き、それが本当にそうなのか。ギャップは生まれていないのか、を可視化していく作業をすべきだと感じます。データを見るだけではなく、当然打ち手も必要になってきますが、その際に重要なのがなぜ?を考える力です。

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