
修一朗
動画クリエイター/株式会社スターミュージック・エンタテインメントCCO(Chief Creator Officer)
横山昴
株式会社博報堂 生活者エクスペリエンスクリエイティブ局
アクティベーションディレクター
修一朗さんとは、普段からSNSのDMで連絡を取り合う仲です。つまりマイメン。
横山:修一朗さんはTikTok をはじめて4年目なんですよね。最初は大学生の日常を描くスタイルから、プラットフォームの成長にあわせてさまざまに動画のスタイルを変化させ、いまでは世界を舞台に活躍されています。その間お仕事の内容も変わってきましたか?
修一朗:基本的に大きくは変わっていないと思いますが、はじめは大学生キャラが強かったので大学生や新社会人に向けた商品やサービスが多かったですね。でもいまはカード会社のプラチナカードのPRをさせていただいたり。初期から考えたらちょっと想像できないですけど、それは自分の動画のクオリティが評価されているということだと思うので素直に嬉しいです。
横山:修一朗さんって、ラグジュアリーな商材もいい塩梅にカジュアルダウンしてくれる存在なんですよね。世の中に新しい文化や言葉を届けたいとき、すごく相性がいいと思います。それはなぜかと考えると、ニュートラルだから。クリエイターは一芸に特化する方がやりやすいという側面もありますよね。料理に特化するとか、寸劇に特化するとか。でも修一朗さんはいい意味で無味無臭。それでいて、「アイデアマン」で居続ける。そのあたりは意識していますか?
修一朗:そうですね。逆にニュートラルにいることが自分の芸だと思っています。
料理もするし、馬に乗ったりスポーツもする。全部やるスタイルでいたいんです。以前は学生のイメージが強かったのですが、2022年くらいにこれではもうもたないなって。
次から次へと新しいクリエイターさんは出てくるわけで、勢いでやっているだけでは長続きしない。自分はもっとニュートラルに長く続けていきたいので、一旦学生キャラのお仕事はお断りさせていただくことにしました。その代わり、クリエイターとしていい作品をつくるので結果を見てくださいというかたちでお仕事させていただいて、この数年はとにかくクオリティにこだわった動画づくりを心掛けています。
