THE CENTRAL DOT

積水ハウス×ALSOK×博報堂「駆けつけホームセキュリティ」記者発表会速報レポート~住まい手の「生活ログ」解析から、「防犯」に関する新たなサービスを共創~

2024.12.13
あらゆるモノや場がインターネットでつながる「生活者インターフェース市場」を標榜する博報堂は、2023年9月より、「プラットフォームハウス構想」を推進する積水ハウスと共同プロジェクトとして、住まい手の「生活ログ」解析を通した新たな価値創造を進めてきました。
このたび、価値共創パートナーとしてALSOKを迎え、防犯に関する行動習慣を可視化し価格に反映する駆けつけ防犯サービス「駆けつけホームセキュリティ」の提供が開始されることになり、11月22日に、本プロジェクトの進捗状況の説明とこの新たなホームセキュリティサービスに関する記者発表会が開催されました。
(2023年の発表会に関する記事はこちらです)

■「生活ログ」解析により、新たなサービス開発へ

吉田 裕明(積水ハウス株式会社 常務執行役員 プラットフォームハウス推進部長)

積水ハウスは、2050年に向け「人生100年時代の無形資産」づくりを掲げ、「“わが家”を世界一幸せな場所にする」ことをグローバルビジョンにしています。さらに、その幸せを「健康」「つながり」「学び」という3つの要素に分解し、2021年よりスマートハウスの進化系として「プラットフォームハウス構想」を進めてきました。住まい手の皆さまの暮らしに関する情報をお預かりした上で、パーソナライズした付加価値という形でお戻しすることをポリシーとしています。

データのお預かりに関しては、住まい手であるお客様からの同意をしっかり取ったうえで、クラウドによるデータ管理、サイバー攻撃対策を徹底して、真に安心していただける情報セキュリティ対策を実施しています。

2023年より始まった博報堂との共同プロジェクトにおいては、こうして蓄積されたお客様の日々の行動に関する「生活ログ」の解析を重ねながら、新たなサービスの可能性について検証してきました。

元々、積水ハウスには住環境に関するデータは豊富にありましたが、この共同プロジェクトでは、これに加え、日々の暮らし方に関するデータ=ライフスタイルデータを蓄積・活用したいと考えました。

「プラットフォームハウス構想」におけるサービスの第一弾として積水ハウスが開発したアプリ「PLATFORM HOUSE touch」を利用することで、エアコン、照明の操作やホームセキュリティ、熱中症アラートなどの住環境モニタリングが、スマートフォン上でできるので、住まい手のデジタルリテラシーを問わず、365日、日々の生活に寄り添うことができます。さらに今回は、「PLATFORM HOUSE touch」の利用者の方々にもご協力いただき、WEB上でのアンケート調査や日々の行動を記録する日記調査などを行い、「生活ログ」と実生活との整合性を確認しました。その結果、生活モーメントや生活習慣、行動の源泉に関する正解データを構築することができました。

そうして得られたデータをAI分析し、今回の新サービスを開発することになったわけですが、その詳細に関しては、博報堂の青木さんにお話しいただきたいと思います。

FACEBOOK
でシェア

X
でシェア

関連するニュース・記事