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【時代の考現学vol.2】発火系 なぜ、花火大会に若者が集まるのか

2016.07.26
#生活新聞#生活総研

《生活新聞407号・2004/11/15》

「考現学」とは、様々な世相や生活などの現代の社会現象を調査・研究すること。ここでは【時代の考現学】として、博報堂生活総合研究所が発行していた「生活新聞」発行年当時の”生活”を紹介するものです。

2016年7月30日は東京・隅田川花火大会の日。
この日にちなみ、12年前の2004年に発行された花火をテーマにした生活新聞をご紹介します。

生活定点によると、近年、若者の間で「花火大会」と「お花見」に人気が集まっている。何故、若者たちは花火と花見に集まるのだろう。若者への調査の結果、彼らが「盛り上がりたいから」花火や花見に行っていることが分かった。花見や花火は若者が集まるための発火装置に過ぎない。個へ向かっていた日本人だが、今、若者を中心に集団還りを始めている。彼らは情報よりも、温度に集まっているのだ。

「生活新聞」とは、1981年から2006年まで、生活総研が社内資料として発行していたもので、生活者の日常を生活総研の研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。

⇒生活総研

※掲載画像には当時の社員向けのメッセージ等が記載されていることをご了承ください。

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