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【時代の考現学vol.15】平成の風物詩

2017.02.01
#生活新聞#生活総研

《生活新聞273号・1998/03/27》

「考現学」とは、様々な世相や生活などの現代の社会現象を調査・研究すること。ここでは【時代の考現学】として、博報堂生活総合研究所が発行していた「生活新聞」発行年当時の”生活”を紹介するものです。

2月4日は、春の季節が始まるといわれている「立春」。
この日にちなみ、19年前の1998年に発行された四季の「風物詩」をテーマにした生活新聞をご紹介します。
※参考:平成29年暦要項(国立天文台)

平成の風物詩イメージを探った。
ユニークな風物詩としては、春はよもぎ団子、恋の始まり。夏はほおずき、レゲエ。秋は布団の縫い替え、社員旅行。冬は静電気、ビールなど。
ランキングでは、春は桜、花見、花粉症。夏は、風鈴、花火、スイカ。秋は、紅葉、松茸、栗。冬は、雪、こたつ、鍋など。
新イメージとしては、春は混んだ学食。夏は日焼け跡。秋は失恋。冬はタイツなど。
全体として、夏の風物詩を思い浮かべる度合いが46%と、夏イメージ優先の時代を象徴している。季節感という日本人の基本的な部分に触れたレポート。

「生活新聞」とは、1981年から2006年まで、生活総研が社内資料として発行していたもので、生活者の日常を生活総研の研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。
  • 掲載画像には当時の社員向けのメッセージ等が 記載されていることをご了承ください。

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