今回のレポートでは、道民の“食意識” をご紹介します。
まず、道内外調査対象者が「健康に気をつけた食事をしている」かどうかを比較したところ、全体として、道内対象者の方が低い傾向でした。
50 歳以上になると、健康への意識が高まり、道外対象者よりも若干高い44.3%となっていました。
また、男性の食意識を深堀すると、道内対象者の49歳以下でコンビニ食 やレトルト食品への依存度が高いことがわかりました。
豊富な食環境に常に恵まれているため、逆に毎日の食へのこだわりがあまりなくなり、より手軽で簡単な “楽” な食を好む傾向にあるのかもしれません。
一方で、道民女性では家食やおふくろの味を好んでおり、とくに子育て世代で顕著な傾向が出ています。
冬の長い間は外出機会が減り、在宅時間も長いため、食材の在庫などを上手に管理しながら、おいしくて飽きないメニューを工夫しているのでしょう。親から教わった料理を家族で囲み、“楽しい” 食を志向しているのではないでしょうか。
楽で楽しい楽食志向、そんな北海道の食生活が想像できます。
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2014年北海道博報堂入社。
コミュニケーション戦略局長兼マーケティング部長 として、
北海道の様々なクライアントの戦略立案やリサーチを担当。