【時代の考現学vol.17】すすすの生活 不況下の消費のモチベーションを考える
2017.03.17
《生活新聞281号・1998/6/22》 「考現学」とは、様々な世相や生活などの現代の社会現象を調査・研究すること。ここでは【時代の考現学】として、博報堂生活総合研究所が発行していた「生活新聞」発行年当時の”生活”を紹介するものです。
3月20日は、「世界幸福デー」。
この日にちなみ、19年前の1998年に発行された幸福に関わる「暮らしの豊さ」をテーマにした生活新聞をご紹介します。
衣食住、人間関係、時間、旅行、仕事、趣味など生活における「明るさの素」を探っている。「Aで、私はBな気持ちになれる。AはCなところが魅力的で、Dなんかより、ずっといい。AはEが足りなくてもFが多すぎてもいけなくて、Gなときが最高だ」という質問文のAからGまでが具体的に分かる。通常の聞き方では表れない微妙な欲望を生活者は吐露している。
「生活新聞」とは、1981年から2006年まで、生活総研が社内資料として発行していたもので、生活者の日常を生活総研の研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。
生活総研
生活新聞281号
- 掲載画像には当時の社員向けのメッセージ等が 記載されていることをご了承ください。