博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」と東京新聞の社内の若手有志が作ったチーム「次世代研究所」が組み、東京新聞に毎週連載中の読者投稿企画「わたしの糧ことば」。今回は特別編として、悩み多き子育てライフを楽しみながら各分野で活躍するパパ3人の糧ことばを、3回に渡りご紹介します。
▽それは、ホルモンバランスのせい
4歳男児の父・ミュージシャン 土屋礼央(れお)さん(40)
子どもが生まれてから、妻がイライラすることが多くなりました。僕にとっては妻に理不尽に怒られることもしばしば。でも、子育て中の妻がイライラするのはしょうがない。まずは、そう思うことにしました。
じゃあ、それをどう僕の生活に取り入れるか。冷静になっていたときに妻が、日ごろのイライラの理由をこう言ったんです。最初は、他のせいにするんかい!と思ったけど、よく考えると良いアイデアだな、と。今ではだいぶ減りましたけど、理不尽に怒られた時に「これは、ホルモンバランスのせい」と考えれば、不思議と穏やかな気持ちになれる。妻に優しくしようと思えます。
男が子育てを頑張るにも限界がある。そこをより頑張るよりも普段子育てをしてくれている妻を楽しませ、喜ばせる。それこそが男には一番の子育ての秘訣(ひけつ)かも、って思っています。
次回は、1歳男児の父で社会学者の田中俊之さんの糧ことばをご紹介します。
東京新聞でも『糧ことば』連載中
東京新聞の紙面やウェブサイトで、働くママたちが心の支えにしている「糧ことば」を連載中です。「女性が活躍する社会に」というけれど、子どもを育てながら働くってやっぱり大変。ママたちが子育て中に直面する壁を乗り越える勇気と知恵と元気を与えてくれる言葉は、子育て世代だけじゃなく、世の中全ての人を元気にする可能性を秘めているはず。東京新聞の若手有志による「次世代研究所」と博報堂のママチーム「リーママプロジェクト」がお届けするコラボ企画です。
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