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博報堂リーママプロジェクト・糧ことばコレクション~特別編⑥(境治さん)

2017.04.24
#リ―ママプロジェクト

博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」と東京新聞の社内の若手有志が作ったチーム「次世代研究所」が組み、東京新聞に毎週連載中の読者投稿企画「わたしの糧ことば」。今回は特別編として、悩み多き子育てライフを楽しみながら各分野で活躍するパパ3人の糧ことばを、3回に渡りご紹介します。

つながって、育てよう

福岡県出身。フリーで活動。2014年、ブログ記事「赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。」が反響を呼んだ。

▽つながって、育てよう

大学4年男子、同1年女子の父・コピーライター、メディア戦略家 境治(さかい・おさむ)さん(54)

これは、自分の経験と取材を通して、僕がたどり着いた子育ての解です。

息子が生後半年のころ、仕事を終えて夕方家に帰ったら、妻が薄暗い寝室で電気もつけずに赤ん坊を抱いてボーッとしていたんです。「育児に疲れて精神が不安定なのかな、支えなきゃ」と焦りながらも、僕は独立したばかりで仕事の手は抜けませんでした。

そんな中、ある日を境に妻の表情が明るくなりました。公園で子育て仲間ができたのです。「そうか、仲間が必要だったのか」と気付きました。

子どもが生まれて最初に感じたのは「核家族は子育てに向いていない」ということ。近年、自主保育や共同保育の取材をする中で、それは確信に変わりました。母親が孤独に子育てをする危うさと、つながって育てる大切さを、父にも母にも周りの人にも、もっと知ってほしいと思います。

東京新聞でも『糧ことば』連載中

東京新聞の紙面やウェブサイトで、働くママたちが心の支えにしている「糧ことば」を連載中です。「女性が活躍する社会に」というけれど、子どもを育てながら働くってやっぱり大変。ママたちが子育て中に直面する壁を乗り越える勇気と知恵と元気を与えてくれる言葉は、子育て世代だけじゃなく、世の中全ての人を元気にする可能性を秘めているはず。東京新聞の若手有志による「次世代研究所」と博報堂のママチーム「リーママプロジェクト」がお届けするコラボ企画です。
ご投稿はこちらで受け付けております。(現在は投稿の受け付けを終了しております。)
東京新聞サイト:http://www.tokyo-np.co.jp/feature/katekotoba/

※2016年5月29日付け朝刊紙面。画像クリックで拡大(PDFファイル)

※バックナンバーは、こちらをご覧ください。

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