博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」と東京新聞の社内の若手有志が作ったチーム「次世代研究所」が組み、東京新聞に毎週連載中の読者投稿企画「わたしの糧ことば」。今回は特別編として、東京新聞本紙生活面でエッセーを連載中の3人の糧ことばをご紹介します。
息子がまだ赤ちゃんのころ、実家でいそいそとオムツを替えたり、寝かしつけたりする僕を見て、父が言った言葉です。からかうような言い方で、僕も「楽勝」なんて返したけど、ぐずる息子を抱っこして泣きやんだ時は、父の顔を思い浮かべてニンマリしたりして。結構意識してましたね。
父は仕事人間で、全く家のことはしなかった。共働きの母が全てやる姿に、小学生ぐらいから疑問を感じていました。ただ最近、孫をかわいがる父を見ると、本当は自分の子とも関わりたかったのかなとも思う。
僕は米をといだり、洗濯物を取り込んだり、よく母に言われてやっていたし、家事育児に抵抗はなかった。何より息子はかわいいし、面白い。せめて、母親と同じぐらいにはなれるはずだ、と思ってやってきました。母親に勝てるかというと微妙だけど、いい線いったんじゃないかな。
東京新聞でも『糧ことば』連載中
東京新聞の紙面やウェブサイトで、働くママたちが心の支えにしている「糧ことば」を連載中です。「女性が活躍する社会に」というけれど、子どもを育てながら働くってやっぱり大変。ママたちが子育て中に直面する壁を乗り越える勇気と知恵と元気を与えてくれる言葉は、子育て世代だけじゃなく、世の中全ての人を元気にする可能性を秘めているはず。東京新聞の若手有志による「次世代研究所」と博報堂のママチーム「リーママプロジェクト」がお届けするコラボ企画です。
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