博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」と東京新聞の社内の若手有志が作ったチーム「次世代研究所」が組み、東京新聞に毎週水曜朝刊で連載中の読者投稿企画「わたしの糧ことば」。特別編の今回は、各分野で活躍中の3人に聞きました。
大好きな漫画家、大島弓子さんの「サバの秋の夜長」に出てくるフレーズです。猫の世話に関する作者の言葉ですが、子育てにも言えると思っていて。「子どものために」というと押し付けがましく、きれいごとになりがち。「私がやりたくないから、やらない」などと思うようにしてます。
子どもを育てていると、親が競争するような場面が多いなと感じます。保育園は入れる枠が少なく、椅子取りゲームみたい。うちの子も昨年、保育園に入れませんでしたが、私は「枠が少ないなら、他の人に取られてもいいや」と。自分に期待していないからです。
多くの親が子どもに最善の場を与えようと頑張りますが、私はそこまでいい環境は作れない。自分もこれまでいい場所になかなか行けなかったけど、不幸ではないので、たとえ希望通りにならなくても、人生はそこそこ幸せかなと思います。
東京新聞でも『糧ことば』連載中
東京新聞の紙面やウェブサイトで、働くママたちが心の支えにしている「糧ことば」を連載中です。「女性が活躍する社会に」というけれど、子どもを育てながら働くってやっぱり大変。ママたちが子育て中に直面する壁を乗り越える勇気と知恵と元気を与えてくれる言葉は、子育て世代だけじゃなく、世の中全ての人を元気にする可能性を秘めているはず。東京新聞の若手有志による「次世代研究所」と博報堂のママチーム「リーママプロジェクト」がお届けするコラボ企画です。
ご投稿はこちらで受け付けております。(現在は投稿の受け付けを終了しております。)
東京新聞サイト:http://www.tokyo-np.co.jp/feature/katekotoba/
※バックナンバーは、こちらをご覧ください。