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【博報堂マーケティングスクール】7月期 ファシリテーション実践研修

2016.06.15
#マーケティングスクール
このページでは、2016年6月15日(水)に行われた博報堂マーケティングスクールの講義の模様をお届けします。

博報堂のコンサルタントが現場で実践している内容を元に、どのような場面でも再現し易いように開発した独自フレームをつかって、ファシリテーションスキルの習得していただきました。
現役コンサルタントが講師をすることで、理論だけでない、現場のリアリティを踏まえた講義内容で、すぐに使えるテクニックをお伝えしました。

「仕事の時間の中で会議の時間が一番無駄」、「うまく合意形成ができない」というコミュニケーション上の課題やなかなか部下が育たない、決まったことが実行されないという悩みを解決へ導くスキルを身につけていただきました。

【当日の流れ】

0.イントロダクション
ファシリテーションとは何か、その効果は
よく見られる、会議・コミュニケーションロスの実態
今、求められるファシリテーションスキルとそのワケ

1.強力なリーダーシップが発揮できる
単なる司会者ではなく、求められるリーダーシップ発揮
リーダーとしてファシリテーションスキルの有効性
今までのファシリテーションの振り返り

2.議論の構造をデザインできる
事前設計で決めておくべき3つのこと
議論モジュール:「5つのS」
【ドリル】議論モジュール設計「どうしたら、営業ナレッジは共有できるのか」

3.議論にアンテナを張り、的確な問いが立てられる
有効な議論を実現するための「6つのアンテナ」
「ズレてない」、「確認すべき?」
【ドリル】発言の確認「MBAは経営者に必須か?」
「どう拡げる」「どう整理する?」
【演習】アイデアの拡大と整理「少子化対策を考える」
「どこを深ぼる?」「どこで合意を取る?」

4.適切にグラフィックを使いこなす
ファシリテーショングラフィックの目的
ファシリテーショングラフィックの基本的テクニック
モジュール毎のグラフィックの効果的な活用法
【演習】議論内容を聴いて、各自グラフィック作成

5.議論のスタックから抜け出せる
議論のスタック原因「3つのズレと3つの曖昧」
【演習】意見対立の構図を明らかにする
合意点を導く4つの視点
【演習】意見対立から合意点を見つける

6.総合演習ファシリテーション実践

【受講者の声】
研修後の参加者のアンケート内容を一部ご紹介します。
・今までぼんやりとやっていたので、近しいことをやっていたものがありましたが、体系化されて、理解度も活用度もあがると思い、大変満足です。新しい学びも非常に多かったので、すぐに実践に役立てたいと思います。
・議論の構造と6本のアンテナはすぐに応用できると思った。ワークが多く非常に勉強になりました。
・ファシリテーションスキルと言えば、「発散」と「収束」しか知らなかったが、それ以外のフレームワーク「5S」を知ることができたのが収穫だった。

講師プロフィール

※掲載時プロフィールです。

楠本 和矢 (くすもと かずや)
株式会社 博報堂コンサルティング 執行役員

神戸大学経営学部卒。丸紅株式会社で、新規事業開発・育成業務を担当。
その後、外資系ブランドコンサルティング会社を経て現職。これまでコンサルティングプロジェクトの統括役として、クライアント企業に深くコミットするアプローチのもと、多岐にわたるプロジェクトを担当。現在は執行役員として、博報堂グループを横断した新規事業の開発運営、及び外部企業とのパートナーアライアンス業務に携わる。

コラム: コトラーのマーケティング論の次に来るもの。それは「生活者視点のクリエイティビティ」
著書:「サービス・ブランディング」(共著:ダイヤモンド社 2008年)
講師:青山学院大学 専門職大学院 国際マネジメント研究科 講師(2014年度)
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