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ヒット習慣予報 vol.105 『ミニモツおでかけ』

2020.01.28
#トレンド

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの武藤です。

みなさま今年の目標は立てましたか?私は年始に鉄棒で逆上がりをしたら、3回目でやっと成功!頭がクラクラしました。運動不足を感じ、今年は運動を少しずつ始めることにしました。

ということで先日、さっそく渋谷から明治神宮前まで歩いてみると、おしゃれな人がたくさんいました。「今はこういう服装が流行っているのか。勉強になるな。」と人間ウォッチングしながら歩いていると、男女問わずいろんな人がミニショルダーバッグやサコッシュなどの小さなバッグを身に着けていました。「よく荷物が入るな~」と感心しながら、よくよく考えてみると、「小さいバッグで収まっている」ということは、バッグに入れるものが小さくなってきているのかな?と考え、今回はテーマを「ミニモツおでかけ」とし、実際にモノが小さくなってきているのかを調べていこうと思います。

まず話題になっていたのが「超ミニサイズ水筒」。
マイボトルが定着してきている中、最近ではサイズの小さいものが人気を集め、ある商品では「2019年ヒット商品ベスト30」に選ばれていました。それも「120ml」。すぐに中身がなくなってしまいそうなサイズですよね。「小さすぎるのではないか?」と思いネットの反応を見ると、「移動中のどが渇いたときにちょうどいい」「出先で薬を服用したいときに便利」「飲み切れるから終わったら違う飲み物を入れられる」「ウォーキングや犬の散歩などに便利」などの投稿があり、「持ち歩くときの水分」としてはそこまでの量、必要ないという心理がうかがえました。「習い事に行く子どもに持たせるのにちょうどよい」など、ママ層からの声もあり、老若男女問わず幅広い支持があることがわかりました。
調べていると、とても魅力的に感じた私は購入を決意。実際に使用してみると、少量のため荷物の負担にならず持ち歩きやすいし、こまめに水分を摂るようになりました。

ではここで「ミニサイズ」というワードでGoogleトレンドを見てみましょう。やはり注目されていますね。

出典)Google トレンド

そして「財布」です。
カジュアルからハイブランドまで「ミニ財布」が人気を集めています。

出典)Google トレンド。 検索ワード「ミニ財布」

コンパクトな財布は今までもありましたが、さらにコンパクトになって、大きさは手のひらサイズの3つ折りタイプもあるそうです。サイズ感的には、定期入れが財布になった。という感覚でしょうか。

そしてさらには「コスメ」です。
女性雑誌で、「ミニコスメ」が話題になっていました。
「メイクポーチがかさばるのが悩み」「リップを何色か持ち歩きたいけど荷物が多くなる」という声が多数ありました。その悩みの解決になりそうなミニサイズコスメ。小さいので化粧ポーチの中でも場所を取らず、かさばりにくい。化粧ポーチ自体もコンパクトにできますね!

では、どうして「ミニモツおでかけ」が人気を集めているのでしょうか?

ミニマリスト、断捨離、片付け術などのブームにより、整理整頓、ムダなものは持たない人が増えているように、すべてのものに対して「自分にちょうどいいサイズの必要最低限のモノでいい」という思考になってきているからではないかと考えます。
さらに現代ではデジタル化が進み、新聞や雑誌、小説、マンガなどはスマホで読めるようになり、鍵もスマホで開けられるキーレスになりつつあります。現金はキャッシュレスからマネーレスが到来するのではないかとさえ言われています。旅行に行くときも現地でのレンタルやサービスなどが充実しているため手ぶらで行くことさえでき、実際に持ち歩くべきモノが減ってきているため、バッグをはじめ持ち歩くモノがミニサイズ化してきているのではないかと考えました。

では最後に「ミニモツおでかけ」のビジネスチャンスを考えました。

◎「ミニモツおでかけ」のビジネスチャンスの例
■バッグすら持たない時代へ。アパレルが、ミニバッグの代わりになるポケットの付いた服を販売する。
■入れ替え不要!ミニミニ香水ボトル10本セット。
■歯磨き粉3~5回分。
など。

私の財布は、お金よりもレシートとポイントカードがたくさん入っています。
そしてバッグには使ってないものがたくさん入っています。毎日、筋トレです。
まず、バッグの中身をミニサイズ化して軽くしようかなと思いました。

武藤こずえ(むとう・こずえ)
統合プラニング局
ヒット習慣メーカーズ メンバー

旅、映画、音楽が大好き。
月に一回、温泉に入ることを実施中!
今年の目標は「筋肉つけて、免疫力をあげる」です。

▼「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

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