地方創生の旗が振られて、5年になる
自治体職員をお引き受けして、60ヶ月が経った
ヤマザクラ咲き誇る山々に迎えられ(トコトコッ #5)、広大な田園風景とマンション群のハーモニーにドギマギし、平均年齢75歳の元気な島生活に心踊らされ(トコトコッ #2)、中山間地域に眠る歴史と人々の生き様にノックアウトされ(トコトコッ #1)、東京から一番遠いまちに出向く(トコトコッ #4)
地方創生は、地域創生だと感じ
地方ではなく、中央の問題であることを見出した
特に山陰の奥深い中山間地域のまちには、遠の昔にエコシステムが形成され自治があり、循環型持続社会が形成されていた(トコトコッ #7—①〜③)
まち・ひと・しごとではなく、
まち・ひと・くらしなのだと
真にカラダがわかるまでに、1,827日を要した
ひとの流れを今一度呼び起こすために(トコトコッ #12、#19、#20、#21)
地域の生業に磨きをかけ(トコトコッ #8、#9、#10)
多くの人に教えと学びをいただき(トコトコッ #11、#14、#18)
時に別れと旅立ちに立ち会い
ひとつひとつを積み重なる歩みの大切さを教えていただいた
そとの眼が、新たな発見や視点を授けてくれた(トコトコッ #23、#27)
国の旗振りは、あと5年続く
これに乗じようが、乗じまいが、地域はつづく
政策とか、交付金とか、官主導とか、民主導とか、法制度や規制とか・・・
まったくもってそんなことではないことを
五感と第六感が気づかせてくれた43,848時間
頼りっぱなしの民業
やりっぱなしの行政
無関心の住民
そんな状況に小さくても一石を投じていきたい
やるか、やらないか
すべては、ひとの行ない
ただそれだけだ
ひとはそれぞれだけれど
ひとびとは少し動いたのであろうか
確かな実感値の持てぬまま
動いた証が感じられぬまま
つぎの2,639,880分を向き合ってみる
一過性の流れにのるな
骨太の創意を持とう
この3月、とある北陸のまちが100年を超える夢をカタチにした(トコトコッ #13)。鉄道で分断されたまちが一つに、そうひとつの大きな到達点を迎えた。ひとの叡智・現場の汗はここまでのことができるんだ。しかも、そんな素晴らしい達成から、ほんのちょっとした事象までも、すべての瞬間は次なる通過点でしかないのだ。
先人の汗を想いを、今人がどう受け継ぐか、次人にどう手渡ししていくか、そこに意思と創造がある
時間は、ある
時間を区切れることを、チカラに変えて
これからの157,852,800秒を、ひとつひとつ向き合っていきたい
日本のまんなからしきところで
こんなことが舞い降りてきた
つぎは、「うん、なんです」です
メーカー・シンクタンク・外資系エージェンシーなどを経て、博報堂入社。
事業戦略/新商品開発/コミュニケーション戦略等のマーケティング・コンサルティング・クリエイティブ業務やプラットフォーム型ビジネス開発に携わり、都市やまちのブランディング・イノベーションに関しても研究/実践を行っている。