- 対象者
- ・コミュニティについて興味関心やお悩みをお持ちの方
・ユーザーや生活者と新しい関係性をつくりたいとお考えの方
講座内容
SNSでの交流など、生活全体のデジタル化により、企業は生活者とより直接的、継続的に繋がれるようになりました。
そうした動きの中で、「コミュニティ」は一部の企業・ブランドのものではなく、多くの企業が取り組むべき新しい課題となりつつあります。
「コミュニティ」と聞くと、“一部のファンに閉じたコミュニティ”を想起する方が多いと思いますが、その概念は、地域コミュニティに代表されるように、住人やコアなファンなど、特定の集団に閉じられた緊密な関係構築を主な論点として成熟してきました。
その考え方から出発した「ファンコミュニティ」は、既に多くのファンを抱えるブランドや企業カテゴリーにおいては有効ですが、ロイヤリティの低いカテゴリー商材や、生活者と直接接点が無い企業のビジネス課題に応えることは難しいものでした。
これから企業やブランドが構築すべき「コミュニティ」は、デジタルを活用することを前提に、ブランドへの応援を広く集め、多くの生活者が参加できるような、よりオープンな繋がりであるべきだと考えます。
本セミナーでは、近年の事例を通して「コミュニティ」の新しい役割を考察し、その運用と効果測定の方法までを扱うことで、これからの「コミュニティ」のあり方のヒントを提供したいと思います。
「コミュニティは企業・ブランドに何をもたらすのか?」を主テーマに、「コミュニティ」を研究対象としている学術界のゲストをお招きして、企業にとって「コミュニティ」はどうあるべきなのか?についてのクロストークを全3回にわたり、お届けします。
概要
開講日 |
<ライブ開催日時> 第1回:2月14日(月) 15:00-17:00 『企業が構築すべきコミュニティ』 コミュニティの多様性をテーマに、ファンコミュニティにとどまらず戦略ごとに切り口を変えて育むコミュニティのあり方を、事例も踏まえてご紹介します。 〈ゲスト〉 宮副 謙司氏(青山学院大学大学院) 〈ファシリテーター〉 上地 浩之(博報堂) 第2回:2月24日(木) 15:00-17:00 『生活者にとってのコミュニティと企業にとってのコミュニティ』 時代と共に生活者が求めるブランドの関わり方は多様化しています。リレーションシップマーケティングの観点から、これからの生活者に適した参加のあり方をクロストークから導きます。 〈ゲスト〉 大竹 光寿氏(明治学院大学大学院) 〈ファシリテーター〉 二木 久乃(博報堂) 第3回:3月1日(火) 15:00-17:00 『コミュニティがもたらすこれからのCRM』 コミュニティは顧客をどう育成することができるでしょうか。コミュニティがもたらす顧客像を入り口に、これからの顧客との関係構築について提案します。 〈ゲスト〉 羽藤 雅彦氏(流通科学大学) 〈ファシリテーター〉 米満 良平(博報堂) <アーカイブ配信日時> 第1回 2月21日~2月28日 第2回 3月3日~3月10日 第3回 3月8日~3月15日 ※お申込みになっている回のアーカイブのみご覧になれます。また、アーカイブ配信のみのお申込みはございませんので、ご了承ください。 |
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定員 | 各回50名 |
費用 | 3回セット価格 5,500円(税込) 1回(単発)価格 2,200円(税込) |
※競合企業の方、フリーランスの方、学生の方は、お申込みの際にご連絡をさせていただく場合がございます。
オンライン視聴について
・セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合があります。
・本講座はZoomを使用して開催いたします。
セキュリティ改修後の最新のZoomを使用し、安全に配慮した運営をいたします。
※当日の参加URLは開催の2営業日前までにメールにてお知らせいたします。
講師
宮副 謙司氏 (みやぞえ けんし)
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授
九州大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA取得)、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。2009年4月より現職。
「マーケティング」「ファッション・リテイリング」「地域活性化のマーケティング」「SDGsコミュニティ・マーケティング」などマーケティング関連科目を担当。
主な著書に『コア・テキスト流通論』(2010年新世社)、『地域活性化マーケティング』(2014年同友館)、『米国ポートランドの地域活性化戦略』(2017年同友館)、『企業経営と地域活性化』(2021年千倉書房)など。
大竹 光寿氏 (おおたけ みつとし)
明治学院大学経済学部経営学科 准教授
一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)。2012年より明治学院大学経済学部経営学科専任講師を務め、15年4月より現職。
専門分野は消費文化理論、市場戦略論。消費文化の形成プロセス、市場認識と組織慣性を主要な研究テーマとし、正統性や組織慣性の観点からブランドマネジメントに関する研究に取り組む。
趣味はいろいろな企業の社史を読んで新たな社史のスタイルを考えること。
羽藤 雅彦氏 (はとう まさひこ)
流通科学大学商学部マーケティング学科 准教授
関西大学大学院商学研究科博士課程後期課程終了。博士 (商学)。
専門はブランド論、消費者行動論、マーケティング論。ブランド・コミュニティを中心に研究を進め、2019年に単著『ブランド・コミュニティ』(中央経済社) を出版 (日本広告学会奨励賞)。
主な業績は「ブランド・コミュニティにはどんなメンバーが参加しているのか:同一化を軸にした分類」(2020, 消費者行動研究)、「ブランド・コミュニティへの参加を促す要因に関する研究」(2016, 流通研究)。
上地 浩之 (うえち ひろゆき)
博報堂ブランド・イノベーションデザイン
コミュニティプロデューサー/イノベーションプラニングディレクター
2005年、博報堂入社。ストラテジックプラナーとして、ブランド戦略立案からコミュニケーションプランニングまで、マーケティングにおける多様な領域の戦略立案担当。その後ソーシャル領域を専門にSNSを活用した次世代型CRMや、社会課題を中心においたムーブメント創出などを企画実施。
2013年、株式会社VoiceVisionを設立。共創による価値創造のパートナーとして様々なコミュニティ・プロジェクトをプロデュース。
2020年より博報堂Brand Innovation Design局所属。既存の領域・組織構造に捕われない共創活動の設計とそのファシリテーションを通じて新領域開拓、組織改革、VISION起点のブランディングにより多様な企業のイノベーションを推進する。
二木 久乃 (にき ひさの)
博報堂 第2BXマーケティング局 部長
新商品開発・コミュニケーション戦略・事業戦略などに従事。
これまで担当してきたブランドや企業は、トイレタリー・飲料・自動車・食品・教育・製薬・化粧品など、多岐にわたる。
ACCマーケティングエフェクティブネス部門審査員(2018年・2019年)
日経クロストレンド 『超図解・新しいマーケティング~5分でわかる「博報堂の流儀」~』共著(2020年)
「Initial Link(イニシャルリンク)※」リーダー。
※マーケッター・メディアプロデューサー・戦略コンサルタント・デジタルクリエーターがワンチームとなることで、顧客ニーズに合わせたコンテンツ開発をすすめ、サービスやシステムのアップデートに統合的に対応できる横断型チーム
米満 良平 (よねみつ りょうへい)
博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センター 上席研究員
博報堂ブランド・イノベーションデザイン コミュニティ・プロデューサー
マーケティングリサーチ会社を経て、2009年に博報堂入社。
共創型のマーケティングを専門に、新商品開発・ブランディング、地域・地域創生、産官学連携オープンイノベーション、コミュニティづくりなどのプロジェクトを担当。
法政大学と博報堂による産学連携プロジェクト「ユーザー・イノベーション・ラボ( https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/85767/ )」に参画・運営
2022年度 開講予定
コミュニティによるブランド変革 | |||
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3回セット (申込締切 2/8(火)) | 2/14(月)・2/24(木)・3/1(火) → 受付終了 |
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第1回 『企業が構築すべきコミュニティ』 (申込締切 2/8(火)) |
2/14(月) → 受付終了 |
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第2回 『生活者にとってのコミュニティと企業にとってのコミュニティ』(申込締切 2/18(金)) |
2/24(木) → 受付終了 |
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第3回 『コミュニティがもたらすこれからのCRM』 (申込締切 2/24(木)) |
3/1(火) → 受付終了 |
3回セット以外でのお申込みの際は、お手数ですが、1講座ごとにお申込みいただきますよう、お願いいたします。