株式会社博報堂のさまざまな生活者データを活用し、新たな「ヒット習慣」を生み出すことを目的として活動する、博報堂ヒット習慣メーカーズ(以下 ヒット習慣メーカーズ)はこのたび、『本能スイッチ』を出版しましたのでお知らせいたします。
2020年に出版した「カイタイ新書」では、短期的ではなく中長期的なマーケティングを実現させるべく、いかに商品を習慣化させるか?についてのメソッドを紹介しました。今回は、その中でも特に反響のあった「本能スイッチ(※カイタイ新書の中では「触媒」)」にフォーカスを当て、深堀りしていきます。
「本能スイッチ」とは 、人間の本能を刺激する一見無駄だけどついつい欲しくなってしまう演出のこと。
なぜ歯磨き粉はミントの味がするのか?
なぜエナジードリンクは独特の液色をつけているのか?
なぜファストフードのパッケージは赤色と黄色の組み合わせが多いのか?
なぜハイボールはジョッキで提供するのか?
長く愛され続ける商品やサービスを分析すると、多くの場合、この「本能スイッチ」が巧みに仕込まれていることがわかりました。
デジタルサービスが増える中、いかに顧客体験(CX)を向上させるかが、ビジネス成長のキーポイントになってきました。しかし、効率性、合理性が優先される中、ついやってみたくなる衝動がおざなりになってしまいがち。そこに課題を感じたヒット習慣メーカーズのメンバーで、人の心を動かす「本能スイッチ」について執筆することになりました。
本書では、私たちが普段の業務を通じて発掘した様々な本能スイッチの具体事例を5つの「型」に分類して紹介していきます。新たなデジタルサービスを生み出そうとしている方、中期的に売れ続ける商品を開発したい方、マーケティング予算が少なく商品そのものを強くしたい方、人々が熱狂するコンテンツを制作したい方のヒントとなるような、「つい」クセになるポイントが満載です。
「本能スイッチ」
編 :博報堂ヒット習慣メーカーズ
仕様:四六判変型 232 ページ
定価:1,980 円(税込)
発行:イーストプレス
発売日:2023 年 2 月 25 日
Amazonリンク:https://amzn.asia/d/gRwPFEo
目次
はじめに
第一章 本能スイッチとは?
第二章 ミント型
第三章 コンフォート型
第四章 ダム型
第五章 アナログ化型
第六章 セレモニー型
第七章 ケーススタディ
おわりに
博報堂 ヒット習慣メーカーズ
ヒット習慣メーカーズは、持続的なマーケティングが求められる時代の中で、何度も買いたくなる「仕組み」づくりをしたいという想いと、多様な専門性を持ったメンバーが揃った組織横断型のチーム。 習慣として定着している商品やサービスを分析することでヒット習慣を生み出すメカニズムを研究しつつ、それを武器に、企業とプロジェクトを組み、具体的な商品やサービスの開発、それを広げるコミュニケーションの実施までを、ワンチームで行っている。 2020 年 4 月に習慣化メソッドをまとめた「カイタイ新書」を刊行。
※新しい習慣の兆しを発信するコラム「ヒット習慣予報」も併せてご覧ください。
https://www.hakuhodo.co.jp/magazine/series/hit-shukan/
>>お知らせのPDF版はこちらをご覧ください