株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)の社内プロジェクト「博報堂キャリジョ研」は、2023年10月6日よりプロジェクト名を「博報堂キャリジョ研プラス」へ変更いたします。立ち上げから10年、様々な社会の変化に伴い、プロジェクトの存在価値を再定義したなかで、プロジェクトの名称変更に至りました。
2013年に立ち上がった社内プロジェクト「博報堂キャリジョ研」は、女性たちの行動や意識を洞察し、マーケティング提案の支援にとどまらず、情報発信も積極的に行ってまいりました。この度、プロジェクト名称を「博報堂キャリジョ研プラス」へと変更し、女性たちを取り巻く社会課題へと専門領域を拡大。「ジェンダーバイアス」「女性の健康課題」「女性のキャリアデザイン」を3つの柱と据え、活動を強化してまいります。
今回加えた「プラス」という名称には、昨今、生き方や価値観の違いなど女性のなかでも”多様性”が進んでいること、性別による悩みは女性だけに留まらず、今後は様々な立場の方の声にも向き合う必要があるという”拡張性”、そしてプロジェクトにおけるパートナーとの”共創”という意味を込めました。
多様な立場にある生活者の声に向き合い、 企業や共創パートナーと共に、ひとりひとりが性別に関わらず、自分の選択肢や自己実現を叶えられる未来、ひいては”キャリジョという言葉を使わなくなる未来”の実現を目指していきます。
■プロジェクトステートメント
女性の幸せを起点に、すべての人に幸せを。
世の中は変わった。声は届きやすくなった。
それでも、悩みが尽きないのはなぜだろう。
キャリア、結婚、妊娠出産、健康。
この社会には、女性が直面している課題が、
まだまだたくさん潜んでいる。
女性課題は、女性だけの問題じゃない。
悩んでいるのも、どうやら女性だけじゃない。
目指すのは、生きやすさに、性別が関係しない未来。
ひとりひとりの願いに寄り添う、あたたかい社会。
女性の幸せを起点に、すべての人に幸せを届けていく。
キャリジョ研の第二章が、いま始まります。
■博報堂キャリジョ研プラスにおける変更点
・領域:女性向けマーケティング領域に加えて、女性を取り巻く社会課題まで
・女性の位置づけ:研究対象でありターゲットから、社会をよりよくするための一つの視点へ
・対象:20-30代の働く女性から、課題に直面する女性及び周辺にいる方へと拡大
・手法:調査やトレンドをまとめたナレッジとソリューションの提供に加えて、生活者・専門家視点を取り入れたマルチオピニオン共創ワークへ
・プロジェクトメンバー:女性のみから、男性メンバーなど女性以外も参画
■活動テーマ
1.ジェンダーバイアス
社会の意識が大きく変わったいまもなお、性役割や言葉のバイアスなど、無意識の偏見が存在します。生きやすさに性別が関係しない未来を目指して、根本的な課題の深掘りや、気づきを与える体験づくりまで行っていきます。
活動内容:「結婚・育児における働き方意識調査」
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/103605/
2.女性の健康課題
生理やPMS、妊娠、出産、不妊、更年期など、ライフステージごとに異なる健康課題があります。社会全体の健康課題への理解促進・リテラシー向上や、女性たち自身が自分らしい選択をできるような社会を目指し、アクションを起こしていきます。
活動内容:
「PMS(月経前症候群)実態調査」
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/99687/
女性の健康課題視点で企業の新たな事業構想をサポートする「Woman Wellness Program」
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/100867/
3.女性のキャリアデザイン
性別やライフステージなどの理由で阻害されることなく、個性・能力がきちんと発揮できる社会を目指し、大学や企業などと連携した実践型の取り組みを行っていきます。
活動内容:「“ボードゲーム型”キャリアデザイン研修」
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/89673/
■「博報堂キャリジョ研プラス」とは
・概要
「女性の幸せを起点に、すべての人が生きやすい“ニュートラルな社会”づくり」をビジョンに掲げて活動する、博報堂および博報堂DYメディアパートナーズのスタッフを中心とした社内プロジェクト。2013年より、働く女性(キャリジョ)に関するインサイト発掘、調査や情報発信を行う。 現在は、女性たちを取り巻く社会課題にも専門領域を拡大し、多様な立場にある生活者の声に向き合い、情報発信を行うほか、共創パートナーとともにマーケティング支援や事業・サービスの構想支援、教育機関での講演・企業内研修などに取り組む。ひとりひとりが性別に関わらず、自分の選択肢や自己実現を叶えられる未来、ひいては”キャリジョという言葉を使わなくなる未来”の実現を目指して、活動を行っていきます。
・活動の歩み
2013年 博報堂キャリジョ研 発足
2014年 「キャリジョクラスター調査」実施
2017年 「働く女性意識調査」「世代分析」実施
2018年 書籍『働く女の腹の底 多様化する生き方・考え方』(光文社)発刊
シティリビング・リビングくらしHOW研究所との共同研究
2019年 「キャリママのワークライフ調査~ワーク編・ライフ編~」実施
2020年 対話型プランニングパッケージ「Millennials Dialogue Salon」提供開始
telling,連載開始「#ミレニアルズのモヤモヤ考察」「XXしない女たち」
2021年 多様化するキャリアを疑似体験する“ボードゲーム型キャリアデザイン研修”提供開始
「女性のキャリア意識調査」実施
2022年 「共働きファミリーの将来・未来への意識調査」実施
「PMS(月経前症候群)実態調査」実施
女性の健康課題視点で企業の新たな事業構想を支援「Woman Wellness Program」提供開始
2023年 「結婚・育児における働き方意識調査」実施
博報堂キャリジョ研プラスへと名称変更
・リーダー 白根由麻
・活動メンバー 計19名(23年10月時点)
・WEBサイト https://www.hakuhodo.co.jp/kyarijoken-plus/