HAKUODO DESIGN代表取締役社長の永井一史が、『これからのデザイン経営 ─常識や経験が通用しない時代に顧客に必要とされる企業が実践している経営戦略─』を出版いたしました。
激しい変化の時代に注目が高まる経営手法「デザイン経営」について、その実践と推進に深くかかわる著者が体系的に解説しながら、実装のための具体的な方法論をご紹介します。
ビジネスにデザインが重要であることは広く知られるようになりましたが、「経営にもデザインが必要だ」という認識は、まだ十分に共有されているとは言えません。しかし、先行き不透明な時代を企業が生き抜いていくためには、デザインという方法論・思考法を経営に活用していくことが不可欠です。
著者の永井一史は、長年にわたりアートディレクター/クリエイティブディレクターとして活動し、様々な企業が抱える経営や組織の課題をデザインの力で解決してきました。また経済産業省・特許庁「産業競争力とデザインを考える研究会」の委員を務めたことをきっかけに、国内企業に向けた「デザイン経営」の普及啓発にも携わっています。そうした中で出会った経営者の方々からの、デザイン経営について体系的に知りたい、実践する方法を学びたいという声を受けて、本書をまとめるに至りました。
本書では、「デザイン経営」とは何か、なぜ、この時代の経営にデザインが必要とされているのかを改めて振り返りながら、デザインを経営に実装するためのロードマップと具体的な方法論をご紹介しています。
デザインとは「より良くする」こと。より良くできる可能性があるところすべてに、デザインは寄与できるはずです。本書から、ひとりでも多くの経営者が、自社の未来に新たな可能性を見出して頂ければ幸いです。
著者:永井一史
仕様:四六判 224ページ
定価:1,848円(税込)
発行:クロスメディア・パブリッシング
書店発売日:2021年3月1日
Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4295405078/
1985年多摩美術大学美術学部卒業後、博報堂に入社。2003年、デザインによるブランディングの会社HAKUHODO DESIGNを設立。様々な企業・行政の経営改革支援や、事業、商品・サービスのブランディング、VIデザイン、プロジェクトデザインを手掛けている。
2015年から東京都「東京ブランド」クリエイティブディレクター、2015年から2017年までグッドデザイン賞審査委員長を務める。経済産業省・特許庁「産業競争力とデザインを考える研究会」委員。
クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリ、毎日デザイン賞など国内外受賞歴多数。著書・共著書に『幸せに向かうデザイン』、『エネルギー問題に効くデザイン』、『経営はデザインそのものである』、『博報堂デザインのブランディング』など。