2019 年の小野編集長号リニューアル創刊から 3 号目となる「流通号」は、商品や作品がつくり手のもとを離れてから受け手に届くまでいったい何が起きているのか、全 30 記事をとおして 「流通」にまつわる課題や可能性を深掘り、雑誌『広告』の全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索するための様々な視点を投げかけました。
段ボールを開封するとそのまま雑誌になる独自開発の「段ボール装丁」や、表紙に250種類の雑誌『広告』の流通経路を提示するなど、ボタンひとつで何でも入手できる今、受け手にとって希薄化しがちな「流通」の存在を改めて問うものとなり、話題を集めました。
雑誌『広告』編集部は、今後も「いいものをつくる、とは何か?」を探るべく、様々なテーマで視点を集めてまいります。
尚、次号については現在準備中です。詳細内容や発売日が決まりましたら改めてお知らせいたします。ぜひ、ご期待ください。
小野 直紀(おの なおき)プロフィール
雑誌『広告』編集長。博報堂monom代表。クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナー。2008年博報堂に入社後、空間デザイナー、コピーライターを経てプロダクト開発に特化したクリエイティブチーム「monom(モノム)」を設立。社外では家具や照明、インテリアのデザインを行うデザインスタジオ「YOY(ヨイ)」を主宰。文化庁メディア芸術祭 優秀賞、グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100、日本空間デザイン賞 金賞ほか受賞多数。2015年より武蔵野美術大学非常勤講師。2019年より博報堂が発行する雑誌『広告』の編集長を務める。
monom:http://mono-m.jp
YOY:http://yoy-idea.jp