株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)が発足した、未来創造の技術としてのクリエイティビティ(創造性)を研究・開発し、社会実装していく研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(以下 UoC)」は、地域創生に向けて、自治体や地域の生活者が創造性を発揮することの重要性とその仕組みづくりについて識者と議論する地域創生イベント「創造性特区DAY | 地域の創造性をブーストしよう volume01」を、3月27日(日)にオンラインにて開催いたします。
UoCでは、特別で傑出した才能をもっているわけではない「普通のひと」が、「これまでになかったモノやコトを生み出す」ために必要となる能力やスキル、環境およびモデルを発見する「創造性のマネジメント」研究を行っています。そして、本研究における発見を、自治体施策をはじめとした仕組みに組み込んだ地域社会を「創造性特区」と名付け、その開発を通じた創造性社会の実現を目指しています。
イベントでは、地域の創造性をブーストさせるための手法や手がかりを、自治体・大学・シンクタンク・企業・団体など、日々地域の創造性について考え実践するカタリストたちと議論し、仕組みづくりのヒントを探っていきます。特に自治体に所属されている方、地域創生活動に従事されている方を中心に、多くの方のご参加をお待ちしています。
■「創造性特区DAY | 地域の創造性をブーストしよう volume01」概要
主催:UNIVERSITY of CREATIVITY
日時:2022年3月27日(日)9:30-18:00
会場:オンライン(UoC Tokyo キャンパスからの生配信)
参加費:無料
イベントページ: https://uoc.world/event/detail/?id=2a_mfvjyi
お申込みフォーム:https://forms.office.com/r/RGHTRLbgHm
※上記登録フォームよりご登録ください。
_後日ご登録いただいたメールアドレスに視聴URLを送付します。
_YouTubeでの配信を予定しています。
■プログラム ※セッションタイトルは変更になる場合があります。
9:30-9:40 オープニング
9:40-10:40 キーノート
「東京一極集中を反転させよう ―創造性特区をいかにしてつくるか」
江戸時代から綿々と続く、人と富の東京一極集中。藤岡慎二氏より、東京一極集中はなぜ起こるのかという問いへの考察と、それを反転させるヒントを探るキーノートを発表していただきます。その上で、出されたヒントから、地域の人々の創造性をブーストする仕組みを備えた「創造性特区」がどのようなものなのかを探るディスカッションを行います。
10:45-11:05 セッション1
「UoC『創造性のマネジメント』研究の現状 ―ふつうの人が創造性を発揮するための仮説・モデルについて」
特別な才能があるわけではない、ごく普通の人が「これまでになかったモノやコトを生み出す」ために必要な環境やスキル・性質について、UoCが行っている「創造性のマネジメント」研究についての仮説・モデルをご紹介します。
11:15-11:45 セッション2
「UoC『創造性のマネジメント』研究の活用 ―仮説・モデルづくりで見えた価値と、行政の現場への活用について」
セッション1で紹介する「創造性のマネジメント」仮説・モデルについて、UoCと共同研究を行っている自治体からのゲストも招き、自治体の現場視点での発見や学びの共有をいただきます。さらに、この研究での仮説・モデルを実業務に活用するとしたら!?という視点でのディスカッションを行います。
11:45-13:00 昼休み
13:00-14:00 セッション3
「2040年の市役所プロトタイピング1|八丈島|離島だからこそ生み出せる役場のカタチとその価値」
2021年12月に開催した「CREATIVITY FUTURE FORUM 2021」におけるセッション「2040年の市役所をプロトタイピングする」では、職能やバックグラウンドが異なる3チームが、2040年の市役所はどんな姿になっているかを考えプロトタイピングを実施しました。そこで発表された、離島だからこそ生み出せる役場のカタチに関するアイデアについて議論、深堀りしていきます。離島でのMaaSという視点はもちろんのこと、行政、特に基礎自治体がもつべき役割やそれによって生まれる価値について議論します。
14:10-15:10 セッション4
「2040年の市役所プロトタイピング2|福井|創造自治体宣言。公務員の創造性を花咲かせるには?」
「CREATIVITY FUTURE FORUM 2021」におけるセッション「2040年の市役所をプロトタイピングする」で発表された、公務員の創造性と役所組織に関するアイデアについて議論、深堀りしていきます。特に、ここ最近、行政と創造性の領域において、議論が起こり始めている職員個人の活躍についてではなく、職員それぞれが創造的になる組織のあり方、「創造自治体」について考えます。
15:20-16:20 セッション5
「地方創生は再現可能か」
「CREATIVITY FUTURE FORUM 2021」で実施したセッション「地域の創造性をブーストする〜トーキョーの会社人にできることはある!?」の内容に対する北海道からのアンサーソングとして、「地方創生は再現可能か」をテーマに、シンクタンク、メディアなどからのカタリストとのディスカッションを行います。
16:30-17:30 セッション6
「2040年の市役所プロトタイピング3|多摩川源流|なぜ源流で広域連携が必要なのか?」
「CREATIVITY FUTURE FORUM 2021」におけるセッション「2040年の市役所をプロトタイピングする」で発表された、行政区を流域から考えるアイデアについて議論、深堀りしていきます。同じ多摩川源流域にありながらも、東京都と山梨県と、都道府県をもまたぐ地域で活動する人の視点での、地に足のついた広域連携のあり方を模索するプロトタイピング実況中継。
17:30-18:00 セッション7
「大感想戦 ―創造性特区の輪郭はみえたか?」
6つのセッションで挙がった論点を振り返り、本イベント終了後に向き合うべき問いを提示するため、各セッションのカタリストたちとディスカッションを行います。
■カタリスト(登壇者) ※順不同
藤岡慎二氏(産業能率大学経営学部教授、株式会社Prima Pinguino 創業者兼代表取締役)
大屋友紀雄氏(株式会社FULL 代表)
高野翔氏(福井県立大学 准教授)
さのかずや氏(株式会社トーチ 代表/企画・事業開発)
清田直博氏(一般社団法人アナドロマス 代表)
大里学(UNIVERSITY of CREATIVITY フィールドディレクター)
小野勝彦(博報堂 事業開発プロデューサー)
他
■参考映像
ご興味のある方は、「CREATIVITY FUTURE FORUM2021」で実施したセッション「2040年の市役所をプロトタイピングする」と、「地域の創造性をブーストする〜トーキョーの会社人にできることはある!?」のアーカイブ映像をご覧ください。
・「2040年の市役所をプロトタイピングする」(2021年12月2日実施)
URL:http://tiny.cc/0i4ouz
・「地域の創造性をブーストする〜トーキョーの会社人にできることはある!?」(2021年12月2日実施)
URL:http://tiny.cc/3i4ouz
≫本件のPDF版はこちらをご覧ください