本号では、全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第4弾として、「虚実」を特集。嘘と本当、フィクションとリアリティ、イメージと実体、バーチャルとフィジカル、心と体、形而上と形而下……。虚と実を二項対立ではなく、混ざり合い作用し合う“化合物”と捉えたとき、何が見えてくるのか。全24記事をとおして、不確かで多様な現実やもののあり方について様々な視点を投げかけます。
また、ARクリエイターの北千住デザインとコラボレーションし、誌面全ページで様々なARを体験できる
専用アプリを開発。アプリをとおして現実空間と仮想空間が混ざり合う体験をお楽しみください。
※専用アプリは、誌面内のQRコードよりダウンロードができます。
※スマートフォンの機種やOSのバージョンによってご利用いただけない場合があります。
■内容
・虚実と世界 〜 哲学者 清水高志 × 『広告』編集長 小野直紀
・プレ・メタバースと消費 〜 無限の世界で金と時間はどこへ行く?
・「虚」の「構築」について 〜 まんが原作者 大塚英志 インタビュー
・映画におけるフィクションとリアリティ 〜 映画監督 西川美和 インタビュー
・ディズニーランドの虚構と現実
・プロレスとは何だろうか?
・広告に見る虚実 〜 “MAD MEN”と“GOOD PERSONS”のあいだ
ほか全24記事を収録。
■雑誌『広告』最新号(Vol.416/特集:虚実)
・価格:1,600円(税込)
・発行日:2022年3月1日
・全国の書店およびオンラインショップ等で販売 *詳細は『広告』ウェブサイトに掲載
『広告』ウェブサイト:https://kohkoku.jp/
note公式アカウント:https://note.kohkoku.jp/
■雑誌『広告』について
博報堂が発刊している雑誌『広告』は、1948年に広告文化の創造と発展を目的に創刊されました。博報堂の社員が中心となって編集制作を行い、数年に一度、編集長の交代とともに全体テーマや装丁、編集体制の一新を図っています。2019年よりプロダクト開発に特化した博報堂のクリエイティブチーム「monom(モノム)」を率いるクリエイティブディレクター/プロダクトデザイナーの小野直紀が就任。全体テーマを「いいものをつくるとは、何か?」に据え、この問いを思索する「視点のカタログ」としてリニューアル創刊しました。
【編集長プロフィール】
小野 直紀(おの なおき)
博報堂monom代表/クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナー。2008年博報堂に入社後、空間デザイナー、コピーライターを経てプロダクト開発に特化したクリエイティブチーム「monom(モノム)」を設立。社外では家具や照明、インテリアのデザインを行うデザインスタジオ「YOY(ヨイ)」を主宰。文化庁メディア芸術祭 優秀賞、グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100、日本空間デザイン賞 金賞ほか受賞多数。2015年より武蔵野美術大学非常勤講師。2019年より博報堂が発行する雑誌『広告』の編集長を務める。
monom:http://mono-m.jp
YOY:http://yoy-idea.jp