博報堂では2013年から、社会貢献活動の一環として、中高生を対象とした教育プログラム「H-CAMP」を推進しています。そのプログラムの中で行っている「プレゼン指導」のノウハウを1冊の本にまとめました。
昨今、教育現場では生徒が身に着ける技能として“プレゼンテーション”を重要視する傾向が高まっており、授業にプレゼンを取り込む機会が増えています。
しかしながら、先生方の多くは業務上などでプレゼンの経験が少なく、思うような指導ができないという悩みを抱えています。
本書では、悩める先生方に対してそれぞれの課題を丁寧にヒアリングした上で、「プレゼンと発表は何が違うのか」「生徒たちが主体的に取り組めるテーマ設定」「授業の組み立て方」「話し方の指導例」「プレゼン資料のつくり方」といったノウハウについて解説しています。
また、プレゼンを通して生徒たちに養って欲しい4つの力、「言語化力」「論理的な思考力」「相手の立場に立って考える力」「相手に興味を抱かせる力と表現力」を身につけるための多くの体験ワークも紹介しています。
『博報堂流・対話型授業のつくり方』に続く、H-CAMPの教育知見をご紹介する本書。プレゼン授業を通じて、生徒たちの思考力・判断力・表現力を育てるヒントが詰まっています。ぜひ一度、先生方にお手にとっていただけますと幸いです。
第1章 授業を行う前に知っておきたいこと
第2章 生徒の力を引き出すプレゼン指導の基礎
第3章 指導の具体的な進め方(何を伝えるのか編)
第4章 指導の具体的な進め方(どのように伝えるのか編)
第5章 練習・本番の心構えと留意点
著者:大木浩士 / 博報堂 H-CAMP企画推進リーダー
仕様:四六判・207ページ
定価:2,090円 (税込)
発行:東洋館出版社
https://www.toyokan.co.jp/products/4750
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