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“子どもたちの孤食”と“地域のフードロス”2つの社会課題解決を目指す。子ども食堂フードシェアプロジェクト「ごちそうさまキャラバン」始動!
~ 新潟市・ツインバード・博報堂の3者連携で実現 ~

2023.12.14
#SDGs#フードロス#地域

このたび、令和5年12月1日付けで、新潟市、株式会社ツインバード(新潟県燕市)、株式会社博報堂(東京都港区)の3者で連携協定を締結し、子ども食堂フードシェアプロジェクト「ごちそうさまキャラバン」を始動しました。

「ごちそうさまキャラバン」とは、3者が連携し”ごちそうさま”の心を届けるために生まれた活動体です。
●子どもたちの孤食問題と地域のフードロス問題を解決したい新潟市
●パンをおいしくリベイクするトースターや高い冷凍技術を保有するツインバード
●クリエイティビティで社会課題の解決に取り組む博報堂

フードロスになりそうなさまざまな食材を地域から回収し、市内のこども食堂を巡回しながら、子どもたちに美味しく楽しい食体験を提供します。地域事業者との連携、食材を美味しく調理する家電の技術、人が集まりたくなる場作りといった、それぞれの強みを持ち寄ることで、地域のみなさまを巻き込みながら社会課題の解決を目指します。

「ごちそうさまキャラバン」立ち上げの背景
子どもたちに温かい食事を無償または安価で提供し、孤食の子どもたちに共食の機会を作り出す「子ども食堂」は年々その必要性を増しており、全国には7,363箇所の子ども食堂が存在しています*。またその一方で、日本では年間523万トンのフードロスが生じており、フードロス問題に取り組む団体も年々増加しています。
「ごちそうさまキャラバン」は、これらの社会課題を繋ぐことで、互いにとってWIN-WINの関係を作り出すことを目的として構想されました。さらには「ごちそうさまキャラバン」という活動体のもとで、これまで独立分散的に活動していたさまざまなNPO団体や企業、自治体が繋がることにより、安定的な食材回収や資材提供等を可能にします。
*2022年 NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査による

なぜ「ごちそうさま」「キャラバン」なのか?
「ごちそうさま」は、食材への感謝を込める言葉でありながら、また同時に食事の際の大切なコミュニケーションのひとつでもあります。フードロスに象徴されるように、現代の日本人の多くが忘れかけてしまっている「食材への感謝」を再び思い起こし、また地域の子どもたちが共に食卓を囲む際の幸せな掛け声として「ごちそうさま」を団体の合言葉としました。
また「キャラバン」は、「どこかでは余っていても、また別のどこかでは必要とされている食材たちを運んで繋ぐ」という私たち団体の活動意義を示す言葉であるとともに、大小さまざまな団体を繋ぎ、ひとつの活動体として協働していくにあたっての旗印でもあります。多くの団体を巻き込みながら、参加するそれぞれの人々が強みや個性を持ち寄ることで、「ごちそうさまキャラバンがやってきた!」というような形で地域の皆さんに愛され、社会課題を共に解決していくことを目指します。

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