“行列嫌い”なのに並んでしまう日本人の「意識と行動のギャップ」
博報堂行動デザイン研究所(所長:國田圭作)は博報堂生活総研アセアン(所長:帆刈吾郎)の協力の元、東京とアセアン5都市の生活行動比較調査を実施いたしました。
本調査は日本(東京)の生活者とアセアン5ヶ国の主要都市在住者の生活行動について分析、第一回レポートは各都市の「行列」に対する意識と行動についてまとめています。日本人は行列が嫌い(行列に抵抗がある/行列に並ばない→共に1位)と回答している反面、行列が起きる典型的なケースである「人気のレストラン」「遊園地のアトラクション」「話題のケーキ、アイス、パンのテイクアウト」の項目において、「気にならず待つことができる時間」がアセアン各国を上回りました。意識としては行列嫌いであるにも関わらず、気になるものにはつい並んでしまう日本人の「意識と行動のギャップ」が明らかになりました。また、日本人の男性と女性の平均待ち時間(※)を比較すると女性が約6分ほど長く、年齢が低い程待ち時間に寛容な傾向が見られました。
(※) 平均待ち時間は「人気のレストラン」「遊園地のアトラクション」「話題のケーキ、アイス、パンのテイクアウト」三項目から平均待ち時間を算出
<調査概要>
調査エリア 東京(日本)、シンガポール、クアラルンプール(マレーシア)、バンコク(タイ)、
ジャカルタ(インドネシア)、ホーチミンシティ(ベトナム)
調査方法 インターネット調査
調査時期 2015年7月
調査対象者 一般生活者 20歳~69歳男女(アセアン各国はSECのA層~D層までを対象)サンプル数 各国500人
割付 各国の人口構成に準じる
調査データの詳細はこちらから(PDF)