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hakuhodo-VRARと建仁寺 日本文化財のデジタル・トランスフォーメーション事業の共同研究開始 -建仁寺の国宝「風神雷神図屏風」を対象にMR技術を活用―

2017.07.04
#AR/VR/MR#デジタル

株式会社博報堂
株式会社博報堂プロダクツ

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)と株式会社博報堂プロダクツ(東京都江東区、代表取締役社長:江花昭彦)によるVR・ARの最先端技術を有する専門ファクトリーhakuhodo-VRARは、臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺(京都市東山区)が所蔵する、俵屋宗達 国宝「風神雷神図屏風」を題材とし、デジタル技術を用いて新しい文化財の見方を「体験する」ことをテーマに、同寺院と共同研究を開始いたします。
本研究は、文化財にMixed Reality(複合現実、以下 MR)の技術を応用することにおいては、世界に先駆ける開発となります。

本共同研究でhakuhodo-VRARは、国宝「風神雷神図屏風」を描いた俵屋宗達の意図や作品に込められた願い、さらには題材となった「風神雷神」の由来、後世への影響など、躍動感あふれる描写やストーリーテリング展開を3Dグラフィックで表現し、建仁寺の「風神雷神図屏風」に表示させます。MRを実現するマイクロソフトのホログラフィックコンピュータ『Microsoft HoloLens』を着用した鑑賞者は、「風神雷神図屏風」と3Dグラフィックを融合して鑑賞できるようになります。本共同研究により、新たな文化財の鑑賞の在り方、文化教育や観光の新モデル確立を目指します。
建仁寺は「風神雷神図屏風」の所蔵者として、研究への協力と画像等の使用権利提供、研究成果を一般に公開する為のスペースの提供等を行います。

研究成果発表としては、建仁寺での一般公開や、京都国立博物館での公開などを現在検討しており、早ければ年内に実施する予定です。

今後も博報堂グループは、本事業を生活者の文化体験を豊かにする意義ある活動と位置づけ、関連する観光・教育・文化産業分野の多様なパートナーと連携し、事業を推進してまいります。

■hakuhodo-VRAR概要

クライアントのプロモーションやマーケティングの新たな手法 としてVR・ARの最先端技術を駆使する博報堂と博報堂プロダクツの専門ファクトリー。博報堂の持つ「⾼いクリエイティブ⼒」「戦略・企画⼒」と、博報堂プロダクツの得意分野である「デジタル技術」「映像・編集技術」「3DCG」「イベントプロデユース」の実施⼒を掛け合わせるべく、両社の経験豊富なエキスパートを結集。そのインフラ・装備を駆使しながらVR・AR、及びMRの可能性を存分に活かしたプロモーションを、情報拡散まで360°&ワンストップで提供する。

■臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺

京都最古の禅寺である建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山。開山は栄西禅師。開基は源頼家。鎌倉時代の建仁二年(1202年)の開創で、寺名は当時の年号から名づけられている。山号は東山(とうざん)。諸堂は中国の百丈山を模して建立された。創建当時は天台・密教・禅の三宗兼学であったが、第十一世蘭渓道隆の時から純粋な臨済禅の道場となった。八百年の時を経て、今も禅の道場として広く人々の心のよりどころとなっている。

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