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博報堂、AIを活用してブランド世界観を検証する画像分析サービスと、アーガイルのSNS画像・投稿内容抽出ツールを連携した新サービス「Brand Style Analyzer」の提供開始

2019.11.26
#AI技術#リサーチ

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)は、AIを活用してブランド世界観を検証する画像分析サービス(以下ブランド世界観分析サービス)を2018年10月より提供してまいりましたが、このたびアーガイル株式会社(東京都新宿区、代表取締役:岡安淳司、以下アーガイル)のSNS投稿データ抽出ツールと連携し、画像収集機能と投稿内容の分析機能を拡充した新サービス「Brand Style Analyzer」として新たに提供を開始いたします。

2018年10月にリリースしたブランド世界観分析サービスは、企業や団体、または商品・サービスに関連する各種SNSに投稿された画像を分析し、生活者視点でのブランド世界観を検証するサービスです。LeapMind株式会社(東京都渋谷区、代表取締役CEO:松田総一)が保有する独自のディープラーニング技術を用いて画像を分析し、ブランドに対して生活者が抱いている定性的なイメージを、定量的に把握することができます。

「Brand Style Analyzer」では、ブランド世界観分析サービスと、アーガイルのSNS投稿データおよび画像情報の抽出ツール「TagLive※1」、と連携し、画像収集機能および投稿内容の分析機能を拡充いたしました。アーガイルの「TagLive」を活用することにより、画像収集に要する膨大な作業時間を大幅に削減、さらに抽出データに含まれる投稿テキストや投稿へのリアクション数、ハッシュタグなどの情報と画像分析の結果を紐づけることで、より精緻な分析が可能になります。

※画像ごとに12種の「パーソナリティ」・44種の「シーン」のスコアを計測。画像に付随するテキスト内の頻出単語を集計し分析

SNS画像を通じた非言語情報の収集・分析は、生活者が商品やブランドに対して無意識に抱いているイメージを検証するうえで非常に有効ですが、併せて各画像に付随する投稿テキストや投稿へのリアクションといった生活者の意識も分析することで、意識・無意識の両面からより深く生活者を理解することができます。

本サービスを用いてSNS画像やテキストを分析することで、生活者の新たな習慣や行動、潜在的なニーズを発見することも可能です。新しいブランドの立ち上げや新商品開発などの際に、関連した商品やサービスの画像を分析することで、スピーディーに生活者のニーズやブランドスタイルの方向性を探り、より効果的なブランディングを実現します。

博報堂は今後も、データやテクノロジーを活用し、クライアント企業のさらなる成長に寄与するブランディングを支援してまいります。

※1 「TagLive(タグライブ)」
特定のハッシュタグや投稿元アカウントなどの条件に合致するユーザー投稿を、InstagramおよびTwitterから抽出し、自社サイトやデジタルサイネージに掲載できるアーガイル社のSNSマーケティングツール。掲載する投稿は、管理画面で事前検閲や取捨選択をすることも可能。また、取得したSNS投稿データをCSVのリスト形式でダウンロードできるため、SNSキャンペーンの応募者集計やSNS上のUGC・クチコミの抽出・分析の用途も多い。過去投稿分の抽出(オプション)や、サイト掲載ウィジェットのデザインや動き(HTML、CSS、Javascript)の自由なカスタマイズ、既存のアプリやシステムとのデータ連携も可能。
「TagLive」公式サイト: https://taglive.jp/

※2 「パーソナリティ」
ブランドを一人の人間に例えた時に保有する人格を表す。博報堂ブランド・イノベーションデザインは数多くの形容詞を定量的に分析し31種類に集約。更にそれを大きな方向性として、12種類のパーソナリティ(人格)に分類。

※3 「シーン」
対象ブランドが写り込んだ画像の背景のこと。代表的なシーンである44シーンをプリセット。今後、シーンを拡充予定。

≫本リリースの詳細および「Brand Style Analyzer」の活用例はこちらからご覧ください

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