NEWS

「教育環境の変化に対するママたちの意識」調査

2020.03.03
#こそだて研

博報堂こそだて家族研究所は、インターネット広告・メディア運営事業の株式会社インタースペースと協働で、インタースペース社が運営するママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」(http://mamastar.jp/)にて、「ママリサ~いまどきママリサーチ~」を行っています。
2019年10月より幼児教育・保育の無償化もスタートし、2020年4月からは小学校学習指導要領が改訂され、外国語教育の導入やプログラミング教育の必修化が予定されています。いずれも子育て世帯には関係の深いこれらの変化を、いまどきのママたちはどう捉えているでしょうか。今回は、教育環境の変化に対するママたちの意識について調査を行いました。

<調査結果のポイント>
 2020年4月からスタートする「小学校学習指導要領の改訂」について
・小学校で新たな学習指導要領がスタートすることを知っているママと、知らないママがおよそ半々に。
・その内容を「把握していない」は6割を超え、小学生ママでも半数以上が「把握していない」と回答。
・学習指導要領の改訂実施について「期待している」ママが3割強の一方、「なにも変わらないと思っている」が4割弱、「不安に感じている」が3割弱。
 教育環境の変化をふまえて、関心のある習い事
学習指導要領の改訂や教育制度改革、これからの社会変化をふまえて、習わせている/習わせたいと思う習い事では「英会話(40.8%)」「プログラミング(31.6%)」が上位に。一方で「特にない」という回答も2割強。
 こどもの習い事に関する情報源
こどもの習い事に関する情報源では「ママ友からの口コミ」が最も高く約7割。未就学児ママでは「ママ向け子育てコミュニティサイト」「SNS」と答えた割合が全体に比べて高めとなった。
 こどもに身につけさせたい能力やスキルについて
・こどもにどのような能力やスキルを身につけさせたいか、複数選択式で聞くと、1位「集中力(69.6%)」、2位「運動能力(66.3%)」、3位「協調性(65.6%)」、4位「読解力(62.1%)」という結果に。
・一方、最も大切だと思う能力やスキルを1つだけ選択してもらうと、「問題解決力」(22.5%)が最も高い結果となった。運動能力や読解力は10%未満となった。
 2019年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」について
良い施策だと思っているママは6割強の一方、「問題があると思う」と答えたママも2割弱存在。保育の質や環境整備、保育士の待遇改善に充てるべきという意見や、保育園や幼稚園の負担が増える事を懸念する声がみられた。

PDF版はこちら

FACEBOOK
でシェア

X
でシェア