株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)の次世代育児アイテムPechat開発チームと博報堂こそだて家族研究所は、学習塾や障害児支援事業を行う株式会社 LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥)と共同で、ASD(Autism Spectrum Disorder=自閉症スペクトラム)※1の診断や傾向のある子どもを育てる家庭の実態や、周囲の支援のあり方を把握するため、「ASDと子育て実態調査」を実施しました。今回は第一弾の調査結果として「ASDへの理解ギャップ編」と題し、ASDの診断や傾向のある子どもを持つ保護者と典型発達の子※2を持つ保護者のASDに対する認知・理解の実態とそのギャップについてご報告いたします。
なお本日より、三者共同でASDの実態や子育てのヒントを研究・発表するWEBサイト「教えて!はったつ博士」(http://h-hakase.jp/)を公開しましたので、調査結果とあわせてご活用ください。
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〈調査結果のポイント〉
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※1)ASD(自閉症スペクトラム):「スペクトラム」と言われる通り、虹の帯のように境目なく連続しており、症状や特性は一人ひとり多様です。また、生活における困難さは個人の特性と周囲の人的・物的環境との相互作用によっておこるため「どこからどこまでが障害」と機械的に線引きできるものではありません。最近では、 ニューロダイバーシティ(neurodiversity:自閉症スペクトラムなどの発達障害の特性は障害ではなく「ヒトの脳の神経伝達経路の多様性」とする考え方)も広がっています。
※2)「典型発達の子」:自閉症スペクトラムやその他の発達障害の疑い圏にいない子。NT(神経学的典型: neurotypical)という分類が由来。
※3)「グレーゾーンの子」:医療機関での診断はないが、ASDの疑いがあると保護者が感じている子。
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