東広島市
マツダ株式会社
株式会社博報堂
東広島市(市長 髙垣 廣德、以下東広島市)、マツダ株式会社(代表取締役社長兼CEO 丸本 明、以下マツダ)、株式会社博報堂(代表取締役社長 水島 正幸、以下博報堂)は、東広島市において、生活者視点での新たな暮らし方、生活価値の創造に向けた協力・連携協定を締結しました。これは、東広島市の第五次東広島市総合計画に掲げた将来都市像「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市~住みたい、働きたい、学びたいまち~東広島」に基づく2つの方向性のうち、「暮らし輝き笑顔あふれる生活価値創造のまち」の実現に向けたものです。
幅広い知を生み出す様々な大学、伝統から最先端に至る多様な産業、こうした知や産業にかかわり暮らす国際的で多彩な人材、そして豊かな自然環境など、東広島市には地域ならではの特長的な資産が沢山あります。これらの特長を人間中心の先端技術を持つマツダと生活者視点でクリエイティブな発想を持つ博報堂と連携しながら未来の生活価値の創造に向けて活かします。
具体的には、マツダの再生可能エネルギーやEVをはじめとしたモビリティ関係の技術や知見、博報堂のマーケティング、ブランディングなどをはじめとした技術やナレッジ、クリエイティブな人材と連携し、この地域で暮らす住民の皆様の発想を引き出しながら、関係人口の増加、地域産業・文化の広がり、サステナブルな生活・暮らし方を可能とする仕事・事業を創りだすサーキュラーエコノミーの実現を目指します。そのために、生活者発想で創り上げる住民参加型の研究・事業企画プラットフォームを創ることから始め、地域と協議しながら具体的な構想、施策の構築へと進めていきたいと考えています。
東広島市としては、本連携協定により、先に発表し広島大学と進めているTown & Gown構想を通じた「世界に貢献するイノベーション創造のまち」を目指した取り組みと、この「地域での生活価値創造のまち」を目指した取り組みの2本の柱をもって、東広島市ならではの、誰もがいきいきと暮らし、働くまちを創り上げてまいります。
<本協定の内容>
(1) 東広島市における地域住民や地域に関わる様々な人々の声による共創ビジョンを確立すること。
(2) 東広島市における官民の連携イノベーションによる新産業創出と人口の増加につながる施策を考案すること。
(3) 産業、自然その他の東広島市が持つ資産の活用に関すること。
(4) 地域循環共生圏を確立すること。
(5) 前各号に掲げる連携事項の研究を主たる目的とした研究所の設立の検討を行うこと。
(6) 前各号に掲げるもののほか、本協定の目的を達成するために必要な施策に関すること。