株式会社博報堂(本社:東京都港区)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は2020年11月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施いたしました(調査期間は11月5〜9日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名 調査概要はPDF版を参照)。今回は、10月中新型コロナウイルス感染者が一定数確認され続ける一方で、GoToトラベルキャンペーンが東京発着含め拡大、その後11月に入り感染者が急増し始めた時点(東京都による「新型コロナウイルス感染状況の警戒レベル引き上げ」前)に実施した調査です。
感染拡大以前の普段の状態を100点としたとき、現在の状況下における「生活自由度」が何点くらいかをきいたところ、61.4点と、10月からは1.7ポイント増加し、3か月連続で上昇。4月の調査開始以来、最高だった7月と同じ値となりました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う【不安度】は、前月から大きな変化はありませんが、【行動抑制度】は、前々月から3か月連続で全項目が減少。特に 「交友・交際を控えている」(66.3%、8.6pt減)、 「外食を控えている」(61.9%、7.4pt減)、 「旅行・レジャーを控えている」(72.2%、6.5pt減)の減少が目立ちます。
【行動変化度】は数値の変化は小さく、「外出を控え、家の中でできる娯楽を楽しむ」(59.2%、5.1pt減)が目立つ程度です。一方、「マスク、手洗いなど感染対策を徹底するようにしている」(91.8%、0.3pt増)は引き続き高止まりしています。
感染対策に引き続き留意しながら、外食や旅行、レジャーなど、「外」に向かおうとする生活者像がうかがえます。
本調査は当面の期間実施し、毎月第3~4週頃に発表する予定です。
(今後の状況変化により、調査内容等を変更する可能性があります)
≫調査レポートはPDF版をご覧ください