株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)が発足した、未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究・開発し、社会実験していく研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」は、脱炭素時代に都市の遊休地やビルの屋上・家庭菜園などを活用して農的な活動を行うアーバンファーミングという新たな生活文化の創造を目指し、企業・団体・市民が協働してさまざまな取り組みや情報発信を行う生活文化創造オープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming」を発足いたします。
またこのたび、JR東日本が展開する山手線ブランド「東京感動線」、プランティオ株式会社、株式会社プロトリーフの本プラットフォームへの参画が決定しました。
アーバンファーミングは、都市における農を通じた持続可能な生活文化として、またコミュニティ形成や防災の拠点という観点からも近年世界的に注目が集まっています。都市部に畑を増やすことで緑化を推進し、ヒートアイランド現象の緩和やCO2の削減といった環境面での効果が見込めることに加えて、子どもたちの食育、食料自給率の向上や地産地消、コンポスト(堆肥化)によるフードロスの削減にもつながる可能性があり、SDGsの「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」「すべての人に健康と福祉を」などの目標において大きな効果が期待されます。
Tokyo Urban Farmingは、「アーバンファーミングを、もっと楽しく、美しく、あたりまえにする。」をミッションに、人と自然、人と人がつながるアーバンファーミングという新たな生活文化を東京から創造することを目指した、特定の組織だけに限定されることのないオープンなプラットフォームです。趣旨に賛同する企業・団体・個人が広く連携しながら、それぞれが持つ多様なリソースを活用し、都市の遊休地や屋上を活用したコミュニティファームの創出、コンポストステーションの実証実験、イベントの開催や関連情報の発信など、アーバンファーミングの創出・普及に向けたさまざまな取り組みを行っていきます。
また、博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」とも連携し、アーバンファーミングを通じた新たな事業の創出を推進します。
Tokyo Urban Farmingは今後も、多様な企業・団体・個人と連携し、アーバンファーミングという持続可能な生活文化の創造に向けてさまざまな活動を展開してまいります。
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◆生活文化創造オープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming」
Tokyo Urban Farming は、2020年9月15日に実施したUNIVERSITY of CREATIVITY(略称:UoC)開港記念Mandalaセッション『妄想「TOKYO 2030」#3 都市に森をつくるーアーバンファーミングの可能性』の対話の中から構想が生まれたプロジェクトです。
◆「Tokyo Urban Farming」の4つのアクション
【コミュニティファームの創出】都市の遊休地の活用により、人と自然が循環するコモンズを創出します
【イベントの開催】アーバンファーミングを楽しむための、イベントや体験を開催します
【情報発信】アーバンファーミングを知り、参加するための情報をお届けします
【ツールの開発・実行】苗の配布やコンポストなど、実践のためのツールを開発し、提供します
◆今後予定されている取り組み・イベント
《「Tokyo Urban Farming」の取り組み・イベント》
・都市の狭小空間における野菜畑「Micro Farm」を独自に開発、UoC TOKYO Campus内に設置
都市の狭小空間でも野菜栽培を楽しむことができるバーティカルファーム「Micro Farm」を、プロトリーフの協力により開発。プロジェクトのリリースにあわせ、UoC TOKYO Campus内でハーブ栽培を開始。この「Micro Farm」の拡大版をゴールデンウィークに「THE SHIBUYA WEEK 2021」にて展開(後述)。
・Tokyo Urban Farmingキックオフセッション開催
[日時]2021年4月21日(水)18時~20時
[場所]UoC TOKYO Campus大マンダラ(無料オンライン配信も実施)
※本セッションの詳細は、UoCの下記ページをご覧ください
https://uoc.world/now/
・「渋谷スクランブルスクエア」が開催する「THE SHIBUYA WEEK 2021」への出展
[日程]2021年4月28日(水)〜5月9日(日)
[場所]渋谷スクランブルスクエア 7階イベントスペース「L×7(エル バイ セブン)」
アーバンファーミングを通じたサステナブルなライフスタイルを楽しむための「Micro Farm」(都市の狭小空間における野菜畑)や、コンポスト(生ごみや落ち葉などを堆肥化するツール)の展示を実施。トマト苗や、Share Seedsによる野菜の種の無料配布も数量限定で実施予定。
※「THE SHIBUYA WEEK 2021」の詳細は、下記特設ページをご覧ください
https://www.shibuya-scramble-square.com/the-shibuya-week-2021/
・博報堂ミライの事業室の「good farm」第1弾が渋谷にオープン、Tokyo Urban Farmingと連携
「good farm」とは、博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」が推進するデジタルアプリサービス「市民共創型のまちづくりサービスgood pass」の取り組みのひとつとして提供する、みんなで育てて楽しむ都市農園サービス。実際の場がオープン次第、Tokyo Urban Farmingと連携し、様々な取り組みを実施していく予定。(2021年内オープン予定)
《「Tokyo Urban Farming」参画企業が主催する取り組み・イベント》
・JR東日本の山手線駅における実証実験
JR東日本の山手線駅において、小規模農園・コンポストステーションの設置や、工事ヤードにおける廃棄される土を使って植物を育てる取組みを実施予定。時期・場所などの詳細については調整中。
・JR東日本高輪ゲートウェイ駅におけるトマト苗などの無料配布
[日時]2021年4月24日(土)13時から ※トマト苗がなくなり次第終了
[場所]高輪ゲートウェイ駅 改札外スペース
[配布数量]トマト苗:各500ポット(合計1,000ポット) 1世帯につき各1ポット、合計2ポット配布
______土:100個 1世帯につき1個配布
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◆「Tokyo Urban Farming」サイト
https://tokyourbanfarming.jp/
◆「Tokyo Urban Farming」の取り組み内容や、本プラットフォームへの参画に関するお問い合わせ
info@tokyourbanfarming.jp
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